今回は「スタディサプリを用いたMARCH数学の勉強法」についてみていきたいと思います。
スタディサプリの高校数学講座には,中学範囲を総復習できる講座がある他,予習が不要の入門レベルの講座もあるので,知識ゼロの段階からスタートする場合も心配ありません。
数学は英語と同様,積み重ねが必要な主要科目ですから,しっかりと基礎を固めて苦手意識を払拭しましょう!
MARCH受験生が取るべき高1・高2講座
スタディサプリでは基本,高1講座と高2講座は同一内容です。
レベルは入門編に当たるベーシックからトップレベルまでの4つがあります↓
- 中学総復習数学(10講義)
- [新版]ベーシックレベル数学I(60講義)
- [新版]ベーシックレベル数学A(41講義)
- [新版]ベーシックレベル数学II(72講義)
- [新版]ベーシックレベル数学B(33講義)
- [新版]高1・高2スタンダードレベル数学I(50講義)
- [新版]高1・高2スタンダードレベル数学A(36講義)
- [新版]高1・高2スタンダードレベル数学II(72講義)
- [新版]高1・高2スタンダードレベル数学B(32講義)
- 高1・高2ハイレベル数学IAIIB+C(48講義)
- 高1・高2トップレベル数学IAIIB+C(49講義)

MARCHの理系学部を受けるための戦略としては,英語を得意にし,後は数学と理科が平均点を取れるようにひとまずなりましょう。
そこまででボーダーにかかるようになりますが,その後は合格可能性をより高めるため,自分が勉強していて苦でない教科をさらに伸ばして得点源にします。
数学の講座レベルで言えば,最低ハイレベルまでは視聴したいところです。
担当講師としては,最後の講義のみ堺義明先生で,それ以外はすべて山内恵介先生が担当します。
以下で,簡単に各講座の紹介をしていきましょう。
中学総復習数学
中学総復習数学のテキストは210ページ。
わずか10講義(約10時間)で中学数学が学べてしまうということで,
中学校での勉強は一体何だったんだ
と思うかもしれませんが,本講座ではあくまで高校数学に繋がる単元のみを取り扱っているところには注意してください。
なので,変な話,中学3年生がこの講座で学んでも,高校入試や学校の定期テストで思うような点数が取れないことになります。
本講座は,中学数学は学んだ記憶があるけれど,平方根や文字の扱い,そして絶対値といったものに今だ苦手意識のある方や,数学から離れてだいぶ久しい方に向けたものです。
ベーシックレベル数学IAIIB
ベーシックレベル数学は,高校範囲を一から学び直したい方向けの講座になります。
学校の先取り目的でも使えるので,知識ゼロから始められると言う方が適切で,講義の予習は必要ありません。
ただし,中学の知識があることが前提ですが,そういった知識もできるだけ振り返って紹介してくれるところが親切です。
高1~高2生が学校の授業を先取りする際は,学校の授業レベルの講座だと理解しておきましょう。
ところで,「新版」と書かれた講座はそうでない講座と比べて講義数が圧倒的に多くなっていますが,1講義あたりの時間数は無印の4分の1程度と短いため,視聴時間はどれも同じくらいです。
テキストは膨大な量があり,数学Iが446ページ,Aが278ページ,IIやBはそれ以上に多くなっています。

スタンダードレベル数学IAIIB
学校の授業で習った知識を振り返りつつ,問題演習を積みたい人向けの講座です。
ベーシックレベルと比べると解説量は減り,手取り足取り感はなくなるものの,問題を解く量が増えるので,到達できる学力レベルはより高くなります。
とはいえ,この講座も予習が不要で,講師が例題を解く様子を観て学び,練習(類問)を自力で解く流れです。
復習はこれら2つの解き直しと,確認テストを追加で解きます。
テキストは問題が書いてあるだけで,ベーシックレベルとは大きく異なる印象を受けるでしょう。
その関係でページ数は多少少なくなり,数学Iは360ページ,数学Aが240ページなどとなっています。
こちらの講座は,次に紹介するハイレベル数学と連携が取れていて,「この単元はもう少し難しい問題も解けそうだ」と感じた場合,以下のような対応表を使って学ぶべき範囲を確認できるのが特徴です↓
逆に,ハイレベル数学で学んでいて,スタンダードレベルで復習したい場合に役立てることもできます。
ハイレベル数学IAIIB+C
ベーシックレベル数学やスタンダードレベル数学で習った知識の活用方法を学べる講座です。
基礎知識を複数組み合わせた問題,つまりは応用問題を扱います。
基礎事項の確認はほぼないので,教科書レベルの問題を解けるようになった方のみが視聴するようにしてください。
もちろん,単元によって得意不得意があるでしょうから,場合によってはスタンダードレベルの方を学んでから戻ってくるのもOKです。
講義はIA(17講義)とIIB+C(31講義)が一緒になっていますが,2025年4月から新版が登場する予定となっています。
予習は必要で,テキストは871ページです。
トップレベル数学IAIIB+C
典型的な標準問題をハイレベル数学が担当していたのに対し,トップレベル数学では難問への対処法を学びます。
本講座は大問1つから成り,解くのに20分以上かかる問題が多いです。
なので,問題を見て何分かかりそうか考える練習にもなるので,時間をかけて学べば学ぶほどに良いことになります。
まさに難問ならではの態度ですが,講義の多くは大問2つから構成されており,複数の知識を組み合わせて解くことが多く,1つの問題を通して多くを学ぶことが可能です。
テキストは全368ページとなっています。
MARCH受験生が取るべき高3講座
高校3年生向け講座もベーシックレベルからトップレベルまでの講座が揃っており,学習範囲は数学IAから数学IIICまでです↓
- ベーシックレベル数学III(75講義)
- ベーシックレベル数学C(23講義)
- ベーシックレベル数学C<平面上の曲線/複素数平面編>(22講義)
- 高3スタンダードレベル数学IAIIB+C<単元別学習編>(40講義)
- 高3スタンダードレベル数学IAIIB+C<総合問題編>(8講義)
- 高3スタンダードレベル数学III+C(平面上の曲線/複素数平面)(24講義)
- 高3ハイレベル数学IAIIB+C<単元別学習編>(32講義)
- 高3ハイレベル数学IAIIB+C<総合問題編>(16講義)
- 高3ハイレベル数学III+C(平面上の曲線/複素数平面)(24講義)
- 高3トップレベル数学IAIIB+C(48講義)
- 高3トップレベル数学III+C(24講義)

担当講師は数学IIIが絡む講座とトップレベル数学IAIIB+Cが堺先生,残りの講座は山内先生です。
ベーシックレベル数学IIIC
高1・高2講座の方にも存在しますが,学び方はIAIIBの時と同様となり,丁寧な解説があり,未習者はこちらから始めましょう。
テキストは602ページです。
スタンダードレベル数学IAIIB+C
<単元別学習編>と<総合問題編>の2つからなり,高1・高2のものと同じ流れで解いていきます。
まずは前者で,基礎知識と入試レベルの問題の橋渡し的な問題を解きましょう。
後者である<総合問題編>の方は入試問題に近いレベルで,完全に演習中心です。
テキストは全607ページで,高1・高2講座との対応表も載っています。
講義で解く問題は3題あり,予習にかかる時間は1時間です。
復習時には練習問題が追加になります。
基礎事項に不安がある方は,教科書なども参照して確認しましょう。
スタンダードレベル数学III+C(平面上の曲線/複素数平面)
数学IIIがまったく初めての方はこちらからどうぞ。
テキストは171ページで,問題を解きながら公式などを確認していくスタイルです。
ゆえに,傍らに教科書や参考書を用意しておくのがおすすめで,予習は少しする程度でも構いませんが,復習は必ず行うようにしてください。
ハイレベル数学IAIIB+C
こちらも<単元別学習編>と<総合問題編>に分かれていますが,スタンダードレベルで扱った問題よりも難易度が高い問題を扱います。
いわゆる「定石」と呼ばれる解法を確認していきましょう!
レベルとしては,高1・高2ハイレベル数学の続きにあたる認識でいてください。
テキストは580ページ。
こちらも1講義3問で,60分間の予習が必要です。
復習はノートを見直すだけよりも,手を動かして解き直すことが推奨されています。
こちらも,授業で扱わない練習問題が毎回1問付いてくる仕様です。
ハイレベル数学III+C(平面上の曲線/複素数平面)
スタディサプリのハイレベル数学III+C(平面上の曲線/複素数平面)は194ページのテキストがあります。
大体10~25分を予習に充てますが,閃く経験を積むために行っていることを忘れないようにしてください。
とはいえ,時間は有限なので,どうすればわからなくなってしまった段階で予習をストップして構いません。
ですが,復習はわかるまで行うようにしてください。
この講座を終えたら,多くは志望校対策講座へと進みます。
トップレベル数学IAIIBIIIC
高3のトップレベル数学はIAIIBとIIICをまとめて説明することにしますが,高いレベルの応用力を身に付けたい人向けの講座になります。
1つの講義に大問が1つあり,発想力を鍛えられる問題を扱っているところは,高1・高2講座のときと同じです。
特にIAIIB+Cの方は,高1・高2のトップレベル講座を学んでから受講するようにしてください。
テキストは前者が358ページの後者が207ページで,どちらも予習が必須となります。
MARCH受験生が取るべき志望校対策講座
スタディサプリの数学の志望校対策講座のうち,MARCH受験生が取るべき講座は
- 南山大学数学対策講座(5講義)
です。
季節演習講座の冬期講習もできれば取りたいところですが,前章までに紹介した通年講座を必要分,すべてこなしていれば,あとは過去問演習だけでも対応できるでしょう。
MARCHの数学攻略に必要な時間数
スタディサプリの数学講座ではステップアップ方式が推奨されています。
例えば,高1・高2講座を例に取ると,ベーシック講座を取り終えたら,次はスタンダード講座に進み,さらにその次にハイレベル講座に進むといった具合に,学校の授業レベルから始めて,だんだんと難しい問題へと移っていくわけです。
理系志望の受験生がゼロからスタートすると仮定して,MARCHに合格できる実力を付けるまでにかかる時間数を導き出すと,
中学総復習(10時間)→高1・高2ベーシック(50時間)→高1・高2スタンダード(50時間)→高1・高2ハイレベル(50時間)→高3スタンダード(70時間)→高3ハイレベル(70時間)→南山大学数学対策講座(5時間)
の約305時間となります。
1日1時間学んで1つで約1年,1日2時間学ぶと約半年が必要です。
とはいえ,これは数学IIICを受験で使う理系志望の方で,かつ中学の数学の知識さえ危うい方の学習スケジュールなので,人によってはもう少し短く終わります。
数学がIAIIB+C(ベクトル)までしかいらず,高校受験も経験していて中学数学くらいはできる方であれば245時間が目安です。
1日2時間学習すると4ヶ月程度で終了し,中々に現実的な数字に見えます。
もちろん,実際は高1・高2の段階から始めることになるので,高3になってから焦ることにはならないでしょう。
まとめ
いかがでしたか。
スタディサプリの数学科の指導方針は,しっかりとした基礎を築き,その上に応用を積み重ねるものでした。
なお,高校の授業を真面目に聞いていない方は,受験生になっていざ数学の授業を真剣に取り組んでみても,授業で扱う問題はすべてが入試問題となるので,すぐに途方に暮れてしまうでしょう。
ベクトルが何かすらわからないのに,過去問の応用問題を解説されても理解できるはずがありません。
経験したくはないですが,落ちこぼれてしまうと,高3の授業はまったく意味をなさないことを実感するはずです。
ですが,スタディサプリであれば,必要分だけ戻って,自分に合ったレベルから学び始めることができます。
基礎的な講座ほど予習が不要で,その代わりに復習を頑張るようにしましょう。
数学では,英語や国語以上に時間がかかる可能性がありますがやることは明瞭ですし,難易度の差はあれど同じ単元を違うレベルの講座で繰り返すこともあるので,知識が定着しやすい面もあります。
なるべく早い段階から手を付ければ,確実に得意科目にできるでしょう。
これから始められる方は,キャンペーンやコードのまとめ記事をチェックして申し込むようにしてください。
スタサプだけでMARCHに合格することは絵空事ではありません。