やや前の話になってしまいましたが,2018年6月10日に第149回「3級の簿記検定試験」を受験しました。
本記事では,持ち物やスケジュールの確認から,帰宅してからの自己採点の方法まで,試験当日の様子についてみていきましょう!
もちろん試験会場ごとに状況は異なるので,「このような感じの一日を過ごす人もいるんだな」と気楽に読んでいただけたら幸いです。
日商簿記3級検定日の持ち物
まずは簿記検定当日の持ち物について確認してみましょう。
何を持っていけばよいかについては,届いた受験票に記載されています。
- 受験票
- 筆記用具
- 計算器具
- 身分証明書
- 時計
この5つに加え,勉強道具を持っていく人はオプションでどうぞ(私は学んだテキストを持っていきました)。
筆記用具はHBかBの黒鉛筆またはシャープペン,そして消しゴムのみを机上に出しておくことができます。
鉛筆と消しゴムは2つずつあればよいとは思いますが,試験中に物を床に落とす音は聞こえませんでしたので,そこまで心配する必要はないです。
計算器具は,通常電卓ですが,そろばんも使用できます。
なお,電卓については注意が必要で,音が出るものやプログラム機能がある複雑な電卓は使用不可です。
例えば,関数電卓は使用不可だと思ってください。
なお,プログラム機能がない電卓であれば問題なしとみなされるので,「M+」や「%」などのボタンがある電卓はもちろん使えます。
誤解されやすいのですが,検算機能・時間計算・税換算・日数計算などの機能はプログラム機能にはあたりません。
普段から本番で使うものと同じ電卓を使っておくとよいでしょう。
みなさんカチャカチャ音を立てて解いていましたので,騒音問題は心配しないでください。
ところで,試験会場で申告が多かった忘れ物は何かと言いますと,受験票と身分証明書です。
ちなみに身分証明書に関して,何も持っていないという方は商工会議所に相談してください。
なお,小学生以下の方が受ける場合,学生証も持っていないでしょうから免除されます。
お持ちの方は上のどちらも忘れないよう,しっかり準備しておいてくださいね。
なお,どちらを忘れたとしても日商簿記3級試験を失格になることはありませんが,何か不安な点を抱えて試験会場に来てしまった場合は,試験開始前に会場内にいる試験官の方に事情を説明しておくとスムーズです。
例えば実際の会場では,
受験者「身分証明書の期限が切れているんだけれど大丈夫?」
試験官「OKだと思いますが一応先に確認させてもらっても宜しいですか。」
といったやり取りが行われていました。
他にも「受験票が届いていない」,「身分証明書を忘れた」などの声が聞こえてきましたね。
ちなみにですが,もし仮に試験の開始時間が間近に迫っていたとしても,試験が終わった後に会場内の受付に寄って手続きをすれば問題なく受験できますので,予期していなかった忘れ物に心を乱されないようにしましょう(もちろん忘れ物をしないことが一番です)。
日商簿記試験のスケジュール
私が試験会場に到着したのは,試験開始30分前の8時30分ですが,18人が入れる部屋のうち既に2人が着席していました。
「ちょっと早く着きすぎてしまったかな」といった懸念もどこへやら,結構な人が一斉に商工会議所の中に入っていく状態でした。
受験票に記された3級簿記検定試験の開始時刻は「9時」ということで,10分前には教室内に入っているようにとの指示がありましたが,朝起きてから時間がある程度経っていないと頭も働かないので,できるだけ早くに着席し,教科書や問題集を見直しておくのは効果があったように思われます。
受験票の番号と机の番号を確認し,身分証明書を机上に出しておきましょう。
さて,開始時刻になると,試験監督の方が冊子を配り始めました。
9時になったらいきなり問題を解き始めるわけではないようです。
配られた冊子に含まれていたのは,
- 簿記検定試験の問題用紙
- 白紙のA4用紙1枚
- 解答用紙
の3点。
まず1の問題用紙についてですが,これは持ち帰ることが可能です。
後に解答速報を確認するでしょうから,解答はなるべく問題用紙にも記入しておくようにすることで,自己採点する際に役立ちます。
なお,解答用紙もそうですが,配られたものはみんなA4サイズです↓↓
実際に解き始める前の段階で,解答用紙に受験番号と名前,そして生年月日を記入させられました。
書く欄は解答用紙のページごとに計3か所あります(名前のみ表紙にも記入します)。
計算用紙として,真っ白なA4白紙が1枚配られるんですね。
第3問と第5問の仕訳を,表と裏にたっぷり書いても十分足りました。
私の会場では,試験官の時計で9時8分になったらスタートでした!
実際の簿記検定試験ですが,途中で退室することも可能です。
なお,途中退室できる時間帯は,開始して30分後から試験終了の10分前までとされています。
私の教室では,1時間位経って一通り問題を見終わったくらいのタイミングで1人が退出し,その後少し経ってからもう1人が退出しました。
挙手をして試験官を呼び寄せ,解答用紙を回収してもらっていたようです。
「お疲れ様でした」の声が聞こえたので顔を上げると,どことなく勝者っぽい雰囲気を醸し出す受験者の姿が見えました。
とはいえ,退席者は多くない印象で,自分も含め,基本的にほとんどの方は最後まで必死で頑張っている様子でした。
10分前になると,「試験終了10分前です。これより後の途中退出はできません。」とのアナウンス。
試験開始から2時間が経過した11時8分に,試験は無事に終了しました。
答案用紙のみが回収されます。
この際,1人1人,受験番号や名前などが書かれているか,最終チェックまでしてくれる親切な監督者様でございました。
その後,各自解散となりますが,受験手続きで不備があった方は,先に申し上げたように受付に寄って帰りましょう。
日商簿記3級を自己採点する方法
日商簿記3級の試験が終わって1時間もすると,簿記検定試験の資格試験対策予備校などがこぞって,解答速報を公表し始めます。
「日商簿記3級 解答速報」などという単語で検索をかければすぐに見つかりますので,気になっている方は自己採点の方してみてください。
なお,正式な合格発表は,試験から2週間ちょっと経過した日に行われます。
私の受験日は6月10日でしたが,合格発表は6月26日でした。
結果については以下の記事にてまとめています↓↓
無事に合格できたのでしょうか。
まとめ
以上,日商簿記3級から,検定試験当日の様子を中心にまとめてきました。
最後に今回の記事のポイントを箇条書きにしますと,
- 当日の持ち物としては受験票と身分証明書を忘れやすい
- ただし,忘れたとしても受験はできる
- 真の意味での試験開始は9時より少し後
- A4サイズの計算用紙も配布される
- 途中退室は開始30分後から終了の10分前まで可
- 解答速報は当日1時間もすると第3者から発表される
といった感じになります。
実際今回の会場で簿記3級を受けている年齢層は20代半ば以降の社会人の方がメインだったように思います。
特に大学生らしき方が少なかった理由としては,大学で簿記講座を受けている方や簿記専門の予備校に通っている方の場合,資格学校が用意した会場でテストを受けるからかもしれません。
私は個人で申し込んだわけですが,社会を経験されている大人の方が多かったせいか,大変良い雰囲気の中で試験に臨めたように感じます。
ちなみに商工会議所の中は,大変武骨なデザインになっていて驚きました(笑)
最後までお読みいただきありがとうございます。
本サイトが,みなさまの日商簿記3級試験合格の一助となることを祈っております!