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MARCH合格者の偏差値を公開!最低ラインはこれだ!

共通テストが新しく登場してきたからといって,例えば,過去のセンター試験で9割取れる人が,6割しか取れない人に,共通テストで負けるかというとそんなことはありませんし,その逆もまた然りです。

そのため,塾が蓄積してきたこれまでの偏差値データは,今後の入試においても参考に足るものであり続けるでしょう。

今回の記事では,これまでMARCHに合格した生徒のデータから,「最低ラインにあたる偏差値の推移」を公開したいと思います。

もちろん,最近のMARCHは倍率が上がってきており,「合格するのがこれまでで最も難しい」などと言われることもあるので,実際はもう少し高いと言えるかもしれません。

しかしその反面,受験生の数は減っていますし,浪人を選択する人も割合も減少しているので,昔よりも受かりやすくなっている可能性もあるわけです。

いずれにしても,当記事を読むことで,あまり偏差値が伸びずに心が折れかかっている現役生の励みになればと思います。

なお,以下で紹介するデータは,受験に必要な範囲を全てやり終えてしまった浪人生の参考にはなりません。浪人生は,春の時点での圧倒的な実力差を生かしてA判定を取り続けましょう!

MARCH合格者の高3直前期の学力

春に電車を待つ新高3生

今回は「マーク模試」を題材に話を進めていきますが,その理由として,記述式の模試(例えば,駿台の全国判定模試)を使うと,MARCHにギリギリ受かるような受験生の場合,受けたところで周りのライバルたちや過去の自分と偏差値に差が生じないか,むしろどんどん落ちていってしまうからです。

早慶や国公立大,または医学部を受ける生徒でない限り,記述式模試の結果は,良い復習機会として捉えるに留め,偏差値や判定は判断材料に含めないようにしてください。

解説を読んでもわからない問題があれば潔く諦めましょう。

なお,高3のスタートとなる4月の段階でマーク模試の結果が出ている人は少ないでしょうから,ここは共通テストの過去問の得点を示してみますが,

  • 英語は100点(200点満点)
  • 数学は30点(100点満点)
  • 国語は70点(200点満点)

が最低ラインの目安になります。

なお,MARCHに受かろうという人は,文系・理系に関係なく,主要3教科はすべてできるように努力し,最終的に最も偏差値が伸びてきた教科を中心に,試験攻略の計画を立てるのが,今後も王道となる戦略です。

管理人
管理人
ぶっちゃけてしまうと,ノー勉の段階から始めてもこのくらいの点数が取れることも少なくないですし,たかが3教科を毎日勉強することくらい,MARCHに現役で受かる人なら無理なくできるようになるので,覚悟を決めたら最初の一歩を踏み出しましょう。

なお,上述した点数は偏差値的に「40程度」にあたりますが,30台であっても大丈夫でしょう。

ただし,英語だけは,最近の高校生の誰もが力を入れて取り組むようになっているので,3桁の得点は欲しいところです。

また,数学はIA・IIBともに30~40点の間に収まるでしょうが,最近はIAの方が難しい傾向にあるので,IIBの方が高い点数になるかもしれません。

国語は古典をやっていないと得点が下がりますが,現代文の成績は全教科の問題文を読む力に関係してくるので,数学よりも高い得点率になっています。

いわゆる,地頭の能力を測る試験が現代文だと思っておきましょう。

管理人
管理人
なお,試しに今,共通テストを解いてみるという方は,貴重な過去問を無駄に消費しないためにも,初回の受験では丸付けをするだけに留め,解説は読まない(復習はしない)ようにするのがコツです。

 

 

MARCH合格者の初回模試の偏差値

初夏にバスを待つ高校3年生

初めてマーク模試を受けることになるのは7月頃でしょう。

夏休みに集中して取り組むべき分野を知るためにも,8月前に最低1回は模試を受けるようにしてください。

このときの偏差値ですが,

  • 英語は47(47.0)
  • 数学も47(47.8)
  • 国語は52(52.7)

を一つの目安にしてください。

ちなみに,カッコ内に示したのは,実際にMARCHに合格した生徒のうち,歴代で最も低かった偏差値となります。

国語の偏差値が高く見えるかもしれませんが,全体の平均となる50程度を目指す認識でOKです。

ちなみに,このときの判定はEで出てきますが,これから何度も同判定が続くことを考えれば可愛いものでしょう。

やる気がなくなるわー

などと嘆いている場合ではありません。

結果を冷静に受け止めては分析し,夏休みの計画を立てるのに役立てましょう!

 

 

夏明けのマーク模試の最低ライン

秋にキャッチボールをする高校生

夏休みの頑張りが報わることを祈って受ける「夏明けのマーク模試」ですが,ギリギリMARCHに受かった生徒の偏差値はどうなっているのでしょうか。

  • 英語は47(47.2)
  • 数学は50(50.3)
  • 国語は47(47.8)

ほぼ夏前と偏差値は変わらないはずで,判定ももちろんEのままです。

中には,下がってしまう科目があってもおかしくありません。

マーク模試が開催されるのは受験勉強の折り返しに当たる9~10月であるにもかかわらず,不本意な結果が出てきて,頭を悩ます現役生が多くなるのがこの時期の特徴です。

しかし,そのときは偏差値の仕組みについて理解し直してください。

あくまで,全受験生の中で自分がどこに位置するのかを示すのが偏差値ですので,みんなと同じように頑張ったのであれば順位(偏差値)は変わらないのです。

自分だけがみんなよりも多く勉強した!

などという気持ちになるのは勘違いも甚だしく,普通であれば考えられないことなので,夏明けの模試は,偏差値が下がっていなければ良しとするくらいの気持ちでいて構いません。

管理人
管理人
そもそも,難関大に合格する現役生は,高1やはたまた中学生のうちから大学受験を見据えて勉強していることを忘れないことです。

なお,このときのMARCHの判定基準は,

  • A判定は67.5
  • B判定は65.0
  • C判定は61.5
  • D判定は60.0

などという圧倒的な高さに設定されているので,D判定にすら届かないのが,多くの現役合格性の現実です。

逆に,もしこの時期にC判定以上が出るくらいにまで成績が上昇することがあれば,早慶上智も視野に入ってくるため,そちらを新たな第一志望校に据えるようにしてください。

もちろん,変更したところでほとんどが早慶には受からないのですが,そのレベルを意識しながら直前まで勉強すると,結果的に,MARCHにある程度の余裕を持って合格することができます。

これは,私が塾でよく使う常套テクニックの1つです。

 

 

冬のマーク模試結果の最低偏差値

机で寝ている大学受験生

冬のマーク模試は12月頃に行われます。

共通テストがいよいよ間近に迫り,

そろそろD判定くらい出てもいいよな…

と思う現役生もいることでしょう。

しかし,MARCHにギリギリ合格できる生徒というのは,この時期に来てもなお,

  • 英語は42(42.4)
  • 数学は56(56.5)
  • 国語は49(49.1)

といった具合に,ほとんどの教科で偏差値50に届かないものです。

なお,上のデータで数学が56とやや突出しているのがわかりますが,こういった伸びを見せた教科がMARCH合格の鍵を握ります

MARCHに現役合格できる生徒であれば,すべての教科で偏差値50を目指すと同時に,少なくとも1つは武器となる教科を見出す必要があることを覚えておきましょう。

この教科は長時間勉強していても苦にならない。

とか

不思議だけれど,学んでいて眠くならない。

といった気づきの中から得意教科が判明することが多いのですが,逆に言えば,すべてが平均的な偏差値のままではMARCHに合格することはできません

これを私は「MARCHに合格できる者の資質」だと思っています。

管理人
管理人
「そんな話,最初は言っていなかったではないか」と憤慨されるかもしれませんが,MARCH合格を諦めずにここまで頑張って来た生徒は,ほぼ例外なく資質の開花が見られているのでご安心ください。

面白いことに,この時期の予備校の判定基準は前回よりも大きく下がる傾向にあり,

  • A判定は63
  • B判定は59
  • C判定は55
  • D判定は51

といった具合に,7~9ポイントの下げ幅となるのが普通です。

 

 

MARCH合格者の共通テストの偏差値

図書館の様子

さて,1月に行われる共通テストですが,MARCHに合格できる受験生の偏差値はどうなっているでしょうか。

MARCHの試験本番まで残り1ヶ月を切り,「結果が良ければ,共通テストを利用した出願で合格できるかもしれない」などと淡い期待を抱く受験生も少なくないのですが,ここでMARCH合格を決めるのは不可能です。

早慶レベルの大学に合格できる受験生たちの「押さえ」として使われるのが,共通テストにおけるMARCHの立ち位置ですから,ギリギリで合格を目指すような現役生であれば,入試リサーチに結果を入力しても,残念ながらE判定しか出ないでしょう。

管理人
管理人
MARCHが共通テスト利用の選抜方式を設けているのは,早慶合格のボーダーラインにいる優秀な生徒を少しでも多く入学させたいからです。

ただし,大体の偏差値が50付近に収まり,得意教科で60近くが出れば,本番での勝利の目は十分にあるように思っています

  • 英語は53(53.6)
  • 数学は57(57.6)
  • 国語は48(48.6)

このときにもう一度,受験勉強を開始した時の偏差値を振り返ってみてください。

最初は40程度だった偏差値が10も上昇し,得意教科では実に20近くも上がったのではないでしょうか。

成績上昇に伸び悩む浪人生を抜き去り,まだまだ伸びしろが残っている状態です。

 

 

MARCHにギリギリ合格するコツ

受験勉強用の筆記具とノート

それでは最後に,MARCHにギリギリ合格するための受け方のコツをお教えしましょう!

まずは「主要3教科が入った入試方式を選ぶ」ことです。

教科数を2つに減らすのはおすすめできません。

受験で使う教科数が減ってくると,異様にできる生徒(特定科目にだけモンスター級の実力を発揮する受験生)が混じってくる可能性が高まります

英語の得点率が満点近くになる帰国子女を始め,これまでその教科だけしか勉強していなかったのではと思われるような受験生がこれに該当するわけです。

2教科が得意(偏差値60以上)になってきたのであれば可能性はありますが,通常はモンスター級のライバルと戦ったところで勝てやしませんので,大人しく3教科で勝負しましょう。

そして,願書をどこに出すかですが,「学部にこだわらず,とにかく多くを受ける」ようにしてください。

前章で紹介した偏差値に達していれば,当日の問題との相性によって合格点に達する学部が必ず1つは出てくるので,受ける数が増えるほど,どこかに引っ掛かる可能性が高まります。

塾では,休みの日を設けず,連続する受験日程を組まないことが常識とされているので,講師である私がここでみなさんに大胆な発案をすべきではないことは知っていますが,私は本心では4日連続受験くらいはありだと思っています。

合格には,疲れや体調の具合よりも,問題との相性の影響の方が大きいからです。

ちなみに,巷ではMARCHに全滅する受験生も出てくるでしょうが,それは自分の偏差値(実績)を無視した無謀な挑戦であることがほとんどなので惑わされないようにしてください。

その他,「明治や立教よりも法政の方が受かりやすい」などの声も聞きますが,これは年度や学部によって簡単に変わるものなので,断定するのは危険です。

 

 

まとめ

MARCH合格のための最低偏差値の推移グラフ。4月に40でも翌年には50~60に達します

以上,MARCHに合格できる偏差値の目安について,マーク模試の結果を中心に,最低ラインをまとめてきましたが,いかがだったでしょうか。

今回紹介した偏差値の推移を上のグラフに示しましたが,スタート時の偏差値は40程度,そしてMARCH受験の直前まで続くE判定にめげずに勉強を続けた結果,偏差値50の教科が2つと得意教科が1つ作れれば,十分本番で戦えるレベルに達したと言えます。

もちろん,これを可能にするためには「MARCH生が備えているべき資質」という壁を越える必要があり,覚醒できない状態での受験となれば,全滅することを覚悟してください

その上で,「3教科受験と願書をできるだけ多く出すこと」を心がけると,MARCHに合格できる可能性が高まります。

私のこれまでの経験から判断すると,MARCH生の多くは社会で活躍できている人が多いです。

なので,努力に見合うだけの報酬は後で得られると思って,最後まで諦めずに頑張ってください!

管理人
管理人
ただし,MARCHにギリギリ合格したところで学力的に上な人は周りにごまんといますし,MARCH生になれなかったからと言って,自分が合格者よりも人として劣っていることにはなりません。その場合は,第2志望の大学に入学した後に,より頑張るようにしましょう。

いずれにせよ,受験後に目指すは「大学生になってからのさらなる成長」です。

次は,大学在学中の覚醒を目指して頑張るようにしてください!

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