最近は情報が簡単に得られるようになり,スマホだけでも十分な勉強ができるようになりました。
家の中にいないときでも,英会話やTOEIC対策,はたまた受験勉強から資格取得まで,何でも勉強できてしまいます。
もっとも,手を動かさずにすべてを学び切ることは難しく,時には長時間集中する環境が必要になりますが,基本的には立った状態でも勉強できますし,1回の勉強時間は数分で終わらせることが可能です。
電車に乗ると多くの人がスマホを見ていますが,その内容は様々で,近くに座っている年配の方がゲームに熱中している一方,大学生くらいの子が熱心に資格対策をスマホでやっている光景を目にすることも少なくありません。
時間やスマホの使い方に関しては,若い世代の方が慣れているようですし,彼らからすると動画コンテンツは倍速で観ることが普通のようです。
さて今回ですが,スマホを使って日商簿記3級の対策ができる「オンスク」というオンライン学習サービスを紹介します。
まずは本サービスの特徴を述べ,続けて使い方について実際の画面を確認しながらみていくことにしましょう!
オンスクの日商簿記3級講座の特徴
オンスクはその名の通り,オンラインスクールが持つべき特徴をしっかり備えています。
ここでは,講義内容とタイパ(時間あたりの学習効率),そして値段の3つについてみていきましょう!
講義内容の質と量に満足できる
オンスクの講義ですが,大手資格学校ならではのノウハウが詰まっています。
大手資格学校とはずばり「資格の学校TAC」のことを指すのですが,直営校だけでも全国に22校あり,すべてが駅の近くにあるため,印象的な赤と白の企業ロゴがすぐに頭に浮かんだ方も少なくないでしょう。
私も道を歩いていてTACのティッシュをもらったことがありますが,オンスクの講義を担当するのは,TACで簿記検定講座を担当していた織田香里氏です。
ベテラン講師である彼女の講義が,オンスクでは全部で49回分用意されており,問題演習量は489問にも及びます。
実際の講義の様子については2つ後の章でみていきますが,質的にも量的にも十分な量が揃っており,簿記3級に合格できる力を十分に付けることが可能です。
それに加え,再生速度を変えられたり正答率や学習の進度を視覚化できたり,間違えた問題だけを復習できたりといった,オンライン学習ならではの特徴を備えています。
短時間で学習が可能
どんなに魅力的な講義であっても,学ぶのに時間がかかってしまえばマイナス評価ですが,オンスクの日商簿記3級講義を視聴するのにかかる時間はわずか9.5時間ほどです。
これはつまり,教材を一通りやるだけならば1日30分の学習で3週間以内に終わるわけで,1ヶ月で簿記3級に合格することも不可能ではありません。
試験内容をよくわかっている講師に動画でさっと解説してもらうことで,参考書で独学するよりもずっと早く理解できます。
そして,ちょっとしたスキマ時間を見つけるたびにスマホを開いて動画を観たり仕訳練習したりできるので,短時間学習を積み重ねていけるオンスクは忙しい方の味方です。
試験日まであまり時間が残っていない場合や,できるだけラクに日商簿記の資格を取得したい方には特におすすめできます。

利用料金が圧倒的に安い
オンスクには複数の有料プランがありますが,日商簿記3級の場合は学習期間が長期に及ばないので,月額プランで十分です↓
オンスクの有料プラン
月額プラン:月額払いで,講義と問題,機能のすべてを使えるスタンダードコースを基本に,安価なライトプランがある。
一括プラン:利用期間を6ヶ月・9ヶ月・12ヶ月パックから選べる。
前者の具体的な料金ですが,
- ライトは月額1078円
- スタンダードは月額1628円
です。
なお,スタンダードコースでしか利用できない機能として,学習に影響するものには以下があります↓
テキストのダウンロード,講義音声やスライドのダウンロード,キーワード検索,復習機能,特別問題
2週間で日商簿記3級に受かる勉強法!メリットや教材も紹介で語ったように,簿記対策では仕訳問題を解いた数が合否を分けることが多いため,特別問題が解けるようになる点が大きいです。
また,短期間で学習する場合は覚えたことを忘れやすくなるため,間違えたものだけを効率良く復習できる機能は利用価値が高くなります。
経験上,利用期間が2ヶ月以上に及んでしまうようであれば,紙の問題集を別に買う方が良いと思いますが,
オンスクの月額プランの1ヶ月だけで合格する!
と覚悟を決めて申し込む方が上手くいきやすいでしょう。
万一落ちてしまったら,その時初めて問題集を買って再挑戦すればよいわけです。
さらには,できるだけスマホを使って学習したい方にとっては,出先でWi-fiやパケ放題が利用できないとデータ量が気になるでしょうから,外での使用頻度が高い人ほど,スタンダードコースのダウンロード機能の恩恵を受けやすいでしょう。
実際,ライトコースとの料金差は550円と微々たるものなので,当サイトのおすすめはスタンダードです。
変な話,支払い金額をケチったせいで簿記3級に落ちてしまえば,数千円の検定料が再度かかってしまうわけですし,簿記の学校に通えば万単位のお金がかかります。

簿記3級仕訳マスター講座
オンスクには簿記3級仕訳マスター講座も存在し,仕訳問題に対して万全を期すことができます。
前章の講座と比べると,こちらはあくまでサブ的な位置づけになり,メインの講座をある程度進めた状態で学び始めるのがおすすめです。
ボリュームとしてはメイン講座の4分の1程度で,動画は全13回の約2.5時間で終わる内容となっていて,問題量は110問となります。
とはいえ,仕訳の配点が高くなっている簿記3級だけに,本講座にまで取り組む価値は十分にありますし,月額プランはどんな講座も使い放題になりますから,利用料金が増えることはありません。

こちらの講座は問題を解くことが中心でそこまで担当講師の解説を必要としませんが,YouTubeで簿記の動画をアップしている柴本玲菜氏が担当です。
オンスクの簿記3級講座の使い勝手
ここでは実際の講義風景を画像とともにみていきますが,有料講座を公開するわけにはいかないので,無料体験できる内容を題材に解説していきましょう。
講義の進捗率のグラフや,利用できる講義動画や問題演習が一覧で確認できます↓
まずは,オリエンテーションと入門講義を観てみましょう!
2動画でわずか30分弱の長さですが,これらの動画を観るだけでも市販の簿記3級の参考書には載っていないことが学べるので,
プロに説明してもらうって,こんなにも違うものなのか!
と感動するはずです↓
動画は,講義をただ録画したものをそのまま垂れ流すような品質ではありません。
しっかりと編集され(人の手が加えられ)ていて,わかりやすく学べるように工夫されています↓
テキストも存在し,以下のようにPDF形式でダウンロードすることが可能です↓
カリキュラム内容は以下で確認してください↓
講座カリキュラム
簿記の基礎,商品売買,現金と預金,債券・債務,その他の取引,試算表の作成,決算の手続き,株式会社会計,いろいろな帳簿,伝票
学ぶ内容に漏れはありません。
さて,動画とテキストで学んだ後は問題演習をすぐに解くようにしますが,要点のみを確認できる初級レベルの他,中級,上級の全部で3段階に分けられていました。
ちなみに,以下は初級レベルの問題で「お店の財政状態を明らかにするために作成する書類の名前(答えは「貸借対照表」です)」を尋ねていますが,学習を始めたばかりの頃は私自身,B/SとP/Lの違いに大いに悩まされたものです↓
このように,簡単なところから徐々にステップアップしていけるので,途中で挫折してしまうことはありません。
まとめ
以上,オンスクの日商簿記3級講座の特徴と,具体的な内容についてみてきました。
カリキュラムや教材内容的に,合格に必要な知識は網羅されているので,これから日商簿記3級試験にチャレンジされる方は是非検討してみてください。
オンスクの魅力は,素早く学習を終えられ,かつ安価に対策ができるところです。
スタンダードコースの特別問題を解き,仕訳マスター講座まで受講すると多くの時間がかかるものの,動画を観るだけであれば12時間程度しかかからないわけですから,勉強期間としては1ヶ月みておけば十分だと思います。
MARCHに合格したばかりの大学1年生にはよくある話なのですが,よくわからないまま学費以外の料金を大学に支払い,資格学校の簿記講座を別に取ってしまうことが少なくありません。
そんなときは一度立ち止まって,本当に他に受かる方法はないのか考えてみるようにしてください。
オンスクの公式サイトは以下です↓
簿記3級は履歴書にも書けますし,これをきっかけに2級まで取れると,就職で有利に働きやすいように思います。
最近は若い人でNISA制度を利用することも少なくなく,入社したい企業の財政状態を把握してから面接に挑めば話題が弾みやすいでしょう。
みなさんが是非合格することを祈っています!