夏休みや冬休みといった長期休暇,またはGWや大型連休,はたまた試験休み期間は,まとめて一気に勉強するのに適した期間です。
ですが,そのときみなさんはどのような勉強法を用いるのでしょうか。
折角のまとまった休みですので,腰を落ち着けてじっくり勉強していくでも構いませんが,模試がすぐ後に控えているとか,あまりに自分の勉強の進み度合いが他人より遅れていて危機感がある場合には,すばやく広範囲を網羅的に学習したいものです。
数学に限りませんが,ある教科が苦手なほど,復習よりも予習を重視することが重要で,それにより学校の授業が復習代わりになって,結果的に効率良く学習できたことになります。
今回は,時間がない受験生向けに「スタディサプリで高校数学を素早く学ぶ方法」についてみていくことにしましょう!
ここで言う「高速学習」ですが,
- 一通りの授業内容を短時間で身に付ける
- 自分ができない苦手分野に絞って素早く復習する
ことを目的で行う勉強法のことを指します。
後述していますが,例えば数学IAだけなら35時間程度で学習することが可能です。
是非,一緒にやってみましょう!
高校数学を素早く学ぶ意味と注意点
MARCHのような難関大学に合格するために,スタディサプリでどのような講座を受講したらよいかについては,すでに考察を終えています。
高校数学を学ぶのにどのような講座があるのか知りたい方はスタディサプリを使ったMARCH数学の勉強法を確認してください。
その記事内で取るべき講座の目安を示しましたが,「自分のレベルがいまいち把握しきれないから,一番簡単な講座から丁寧に勉強していこう」と思うと,どうしても時間がかかってしまいます。
特に受験生がこのような方法で数学を一から学んでいくと,「こんなに時間をかけたのに,まだこれしか勉強が進んでいない。こんな調子で大丈夫なんだろうか」と焦ってしまい,勉強の進め方にすぐ疑問を抱いてしまうかもしれません。
そんな時には,是非とも今回紹介する高速学習術を試してみましょう!
この方法を用いることで,簡単なところに時間をかけずに済み,すでに身に付けているところは飛ばして時間を節約することができます。
逆に,簡単なところで抜けてしまっている知識というのは,自分の実力を確実に上げてくれるので,どれだけ時間をかけようとも完璧に理解しなければなりません。
このように,わかっているところに時間をかけず,わかっていないところを見つけて時間を費やすという簡単なルールに従うのが高速学習のコツですが,それは言うほど簡単ではないわけです。
できる問題ばかりに長い時間を使って,「やっぱりできた。良かった」と自己満足に浸る高校生はかなりの数います。
しかし,それによってできない問題ができるようにはなりません。
もちろん,復習の際は全問正解できて構わないですし,計算スピードが速くなるという効果も期待できます。
ですが,簡単な問題ばかりで学んでしまうことのないよう,以下で具体的な手順について学んでいきましょう。
スタディサプリを用いた高速学習の手順
今回はベーシックレベル数学の講座を例に,高速学習する手順を紹介しましょう!
確認問題を用意する
まず用意するものは,確認テストの問題とその答えです。
どこにあるのかというと,スタディサプリの学習者Webにある「講義ページのチャプター選択画面」か,「印刷したテキストの該当部分」のどちらかから探してきます。
前者は,スタディサプリの各講義の最後にあるテストのことです↓
普通は,講義終わりに解くことで,授業内容が理解できたことを確認することができます。
続けて後者ですが,PDFでダウンロードできるテキストで「確認問題」と書かれたところです↓
ノートに一問一問やっていく
次にこの確認テストの問題を,ノートに一問一問書きながらやっていきます↓
このとき意識してほしい点は,
- ページの右側に余白を十分に取る
- 余白に計算式と学んだ点,間違えた原因を記入する
の2つです。
十分に余白を取ることで,実際に行った筆算や気づいたポイントを問題ごとに整然と書き込むことができるようになります。
筆算を問題から離してばらばらに書かないことで見直しがしやすくなり,途中式を省かないで書くことでミスを減らす効果があるわけです。
その他,何か気づいたことがあったら積極的に書き込みましょう!
間違えた問題を講義で学び直す
解いたらすぐに丸付けをしますが,一問ごとにやってもいいですし,1講義分終わったところでまとめて丸付けをしてもいいでしょう。
ただし,丸付けはなるべく早くやるに越したことはないので,翌日に回すことのないようにしてください。
簡単な計算ミスであれば,そこでパッとやり直して終わりにして構わないのですが,やり方がわからないものや,いまいち理解できていないと感じる問題があれば,該当する部分の講義を視聴しましょう。
スタディサプリのベーシックレベル数学は講義が細かく分かれているので,間違えた問題を解説する講義を見つけるのはとても簡単です。
なお,間違えた部分が1講義あたり2問以上あるのであれば,その範囲が全体的に苦手な可能性があります。
苦手度合いに応じて,該当する講義を最初から最後まで観てしまうのもありでしょう。
時間は1講義(1PART)あたり30分で終わりますし,間違えたときこそ自分の実力を上げるチャンスです。
スピード重視といえど,あくまでわからない(間違えてしまう)問題をいち早く見つけ出し,それを1問でも多くできるように変えていくことが,高速学習の第一目的であることを忘れないでください。
理解する段階では時間を多くかけて構いませんので,わかるまで何度もやり直しましょう。
間違えた問題はハサミで切り取ってノートに貼り,それ専用の復習カードを作るのも1つです。
その場合は表ページに問題を,裏ページに解答を貼り,何度も解き直せる単語カードのようなものを作りましょう。
かかる時間の目安
以上の方法で勉強していくことで,最初から最後まで漏らさずに視聴した場合と比べて,確実に素早く学習を行うことができます。
この方法ですと,大体一つの講義あたりを15分から30分で終えられるので,例えばベーシックレベルの数学IAを全部学ぼうと思うと,Iが60講義,Aが41講義ですから合計して30~40時間で終えることが可能です。
IIBも同じくらいの量があるので,1日1時間のペースで学んでも2~3ヶ月で終えられるでしょう。
とはいえ,前章で述べたように,早く学習することが目的ではなく,わからないところだけを集中して学習することが大切なので,そこだけは忘れないでください。
たとえ,復習用にカードを作った場合も,切って貼るだけなのでそこまで時間はかかりません。
念入りに学び直してできるようになった問題であっても,復習しなければ忘れてしまいます。
復習するタイミングは1週間後と1ヶ月後の2回を目途にやってみてください。
とはいえ,ベーシックレベルを終えてすぐにスタンダードレベルに進んでいくのであれば,それが復習代わりになるはずです。
こちらの講義数は
- 数学Iが52講義
- 数学Aが36講義
- 数学IIが72講義
- 数学Bが32講義
となり,ベーシックレベルの時とほぼ同じ数になります。
ただし,講座の難易度が上がるので,ベーシックレベルのときよりも確認問題を間違える確率が高まるため,時間がもう少しかかるでしょう。
とはいえ,あくまで1日1時間の勉強時間で計算しているので,不満があれば学習時間を2時間,3時間と増やしてみてください。
数学IIICも同じ方法で高速学習することができます。
まとめ
以上,スタディサプリを使って,高校の数学内容を素早く学習する方法について紹介してきました。
MARCH現役合格を目指すレベルの受験生であれば,今回の方法で数学IAIIBIIICを高速学習し,効率的に弱点を無くすようにしてください。
とはいえ,今回紹介した方法は未習範囲があったり,これまでに授業を真面目に聞かなかった経験があったりする方には向かない方法ですし,講座を最初から最後まで全部視聴した人に比べれば得られる知識の量はもちろん劣ります。
とはいえ,その分,効率良く学習できるのが高速学習の魅力ですので,各自,模試や長期休暇の残り時間から逆算して,臨機応変に採用していただけたらと思います。
単元内容によって,高速学習法を取り入れたり取り入れなかったりすることの方がむしろ自然です。
スタディサプリを知らなかった方は,無料で使えるのでこれを機に体験してみてください↓
最後までお読みいただきありがとうございました。