スタディサプリでは月額2,178円ですべての動画が見放題になり,後になって追加で請求されることはありません。
ですが,テキストを購入するなど,別途料金が必要なサービスがいくつかあります。
これらは必須ではありませんし,知らないうちに課金されることはありませんが,目的や予算に応じて自身で判断することが必要です。
以下で,「スタディサプリで必要となる追加料金とそのサービス内容」について詳しくみていきましょう!
スタディサプリで追加料金が必要なサービス
スタディサプリの高校・大学受験講座で追加料金が発生する場合,以下の3つのサービスの利用が考えられます↓
- テキストを購入する
- 合格特訓コースを利用する
- 新日常英会話コースを利用する
どれも必須ではないものの,こうしたサービスを利用することで,より簡単に目的が達成できるようになることも十分に考えられるので,すぐには使わなくとも,頭の片隅にその存在を留めておくことはしておきましょう。
これらの詳細については次章以降でみていくので,ここでは料金や魅力について簡単にまとめておくことにします↓
実際の追加料金例
- 1,320円/冊(送料込み)
- 10,780円/月(差額でみると8,602円プラス)
- 2,178円/月
aのテキストですが,前編と後編の2冊が存在する講座も多いため,その場合の追加料金は2,640円です。
さすがに,数百ページにもわたってテキストを印刷するのは大変ですので,その手間が省けると考えれば割に合いますし,書き込みをすることで,1冊やり遂げた際のやる気アップにも期待ができます。
bに挙げた合格特訓コースですが,担当コーチに付いてもらい,学習スケジュールを管理してもらえることと,いざというときに質問できる点が強みです。
cはスタディサプリENGLISHに属するサービスになりますが,令和の時代はリスニングやスピーキングのようなアウトプットが重要視されており,共通テストでリスニングの配点に占める割合が高まった昨今でもあるので,数分であっても,毎日聴いて話すトレーニングをすることが重要になっています。
ENGLISHには全部で3つの有料コース(新日常英会話・TOEIC対策・ビジネス英語コース)がありますが,大学受験に登場してくる英語ということで新日常英会話が最有力候補です。
それでは次章から,追加料金が必要なこれら3つのサービスについて,個別にみていくことにしましょう!
テキスト冊子の購入について
スタディサプリで勉強する際,テキストをPDF形式でダウンロードすることができます。
この作業自体は無料で行うことができ,それを画面上で眺めるだけでも構いませんが,紙で印刷することまですれば書き込みができて便利です。
ただし,そのためにはプリンターと印刷用紙が必要で,テキスト内容によってはかなりの枚数を印刷しなければならなくなります。
例えば人気講座の1つである「高3スタンダードレベル英語<文法編>」を例に取ると,テキストは全部で400ページ近くにも及ぶわけです。
印刷の設定を「複数ページ・両面印刷(エコノミー設定)」にしても,実に100枚もの用紙が必要になります。
なお,私の印刷環境で考えると,用紙代が1枚約1.3円(Amazonで500枚650円程度で販売中),トナー代は 1枚あたり2.5円(2,600枚印刷可能で6,500円程度)でしたので,先のエコノミー設定で印刷しても380円くらいにはなるでしょう。
テキスト代は1冊あたり1,320円かかると述べましたが,上の講座のようにページ数が大量にあるものだと前編と後編の2冊が必要になる場合がほとんどなので,その場合,自前で印刷した場合よりも2,260円ほど余計にかかってしまう計算です。
テキストを注文するメリットですが,印刷する手間が省ける以外にも,紙質や印字のきれいさ,さらにはテキストを見返すことで達成感も得られるようになるため,これらの恩恵と差額の2,260円をどう考えるかで判断してください。
なお,テキストの必要性についての議論は,以下の記事で詳しくまとめています↓
合格特訓コースについて
スタディサプリの大学受験講座では,ベーシックコース以外に合格特訓コースが選択可能です↓
公式サイト
こちらのコースに申し込むことで,ベーシックコースには存在しない「担当コーチによる学習アドバイス・学習プランの作成・教科に関する質問」などがサービス内容に追加されます。
大学受験における1年間は,極めて短い期間というのが塾業界における共通認識です。
この点は高校受験とは大きく異なる点であり,現時点で合格圏にない高3生が上位との差を短期間で埋めるためには勉強量を増やすだけでは不十分で,勉強の質そのものを大きく変えなければなりません。
というのも,どの受験生も同じくらい勉強することになるからです。
そこで,スタディサプリの学習コンテンツを使う場合に,その時期に適した使い方を教えてもらい,勉強習慣が身についているかどうかのチェックや問題集のおすすめなどを教えてもらうことが重要になってきます。
もちろん,難関大に合格したコーチであってもあくまで学生なので,過度な期待を寄せることは禁物ですが,合格特訓コースを使ってMARCHに合格した先輩がいる事実は励みになるでしょう。
利用料金は月額10,780円となりますが,現在月額でベーシックコースを使っている方は8,602円の追加金額で利用できる計算になります。
塾では授業がある日にしか主なサービスは受けられませんが,コーチングによる勉強管理の効果は基本的に毎日に及びますので,費用対効果は高いです。
より詳しいサービス内容については,以下の記事にてご確認ください↓
スタディサプリENGLISHについて
高大接続改革により,英語4技能がより重視されるようになりました。
特にこれまで対策が疎かになりがちだったスピーキングやリスニングは無視できないものとなり,入試での出題が増えたり,配点の比重が高まるなど,実際に大きな影響力を及ぼしています。
ゆえに,そのために対策する時間を面倒だと考えるのではなく,周りの受験生と差をつけるチャンスだと捉え,普段から聴くと話すの練習を追加してみるのはいかがでしょうか。
たとえ毎日数分のトレーニングであっても,長く続ければ大きな差となって表れてきます。
ただし,スタディサプリの大学受験講座ではあまりそういった練習ができません。
確かに,英語音声付きの講座や共通テスト対策講座,英検対策講座などでリスニング問題を解くことはできますが,日常的に聞くと考えると不十分です。
そこで,スタディサプリENGLISHの使用をおすすめします。
受験で出題されるリスニングでは,場面が日常的なものであることが多いので,新日常英会話コースが良いでしょう。
料金も有料コースの中で最安です(For KIDSは除く)。
加えて,コンテンツの1つである(旧)日常英会話コースは特に学校でのシーンが多いため,英検対策にピッタリであるばかりか,高校生がイメージしやすい校内でのシチュエーションは,身近に感じられてやる気も高まるでしょう。
料金としては月額2,178円となります。
初回の7日間は無料で体験できるので,日々の学習に無理なく導入できないかを是非検討してみてください↓
公式サイト
まとめ
以上,スタディサプリの高校・大学受験講座で追加できるサービスの内容と料金の紹介でした。
今回の記事の要点を箇条書きにすると,以下のようになります↓
- 追加候補はテキスト・合格特訓コース・スタディサプリENGLISHの3つ
- テキストは1冊1,320円で,自前で用意した場合との差額は2,260円
- 学習効率以外にやる気のアップも期待できる
- 8,602円の追加で,担当コーチを付けて勉強の質を上げ,逆転も可能に
- 英語のアウトプットは新日常英会話コースで対策可。月額は2,178円
MARCHなどの私大は少ない受験科目で済む反面,それらをどこまで得意にできたかが問われ,レベルの高い勝負になります。
帰国子女が私大に強いことは明らかで,差を付けられないよう,海外経験のない方は特にリスニング対策を念入りに行っておきましょう。
今ここで色々とケチってしまうと,後で大きな損失に繋がる可能性も無きにしも非ずです。
追加サービスですが,ベーシックコースの勉強がしっかりできていることを前提としません。
進みが悪いからこそ合格特訓コースやテキストを利用するといった選択も十分に考えられるのです。
また,スタディサプリのようなオンライン教育を利用する際は,他人がどうだったかよりも自分がどのように感じたかが特に重要な基準となります。
時間にまだ余裕があるときに,興味があるものは色々と試してみましょう!