本ページでは「MARCHの学部別の偏差値一覧と一般試験における合格最低点」をまとめています。
ちなみにいきなりであれですが,ここに載っている偏差値や合格最低点に達したからといっても「現時点の状態だったら合格できていた」というだけの話であり,自分がいざ受けたときの結果がどうなるのかはやっぱりわかりません。
A判定の人が不合格になるのも見てきましたし,D判定で合格した人もいます。
とはいえ,合格点が取れなかったことに比べれば良いことは間違いありませんし,そもそも一度も合格点を取れていない受験生が本番で初めて合格点を叩き出すことはほぼないのが現実です。
ゆえに,良い結果が出たときは大いに喜び,まずい結果となってしまったときは真剣に悩んでほしいと思います。
もちろん,もっと偏差値を上げるための努力をするエネルギーに変えていってください。
結構受験が近づいてきたけど,合格点にまだ少し足りないという方でも,もしあなたが現役生で未習範囲がまだ残った段階であれば,冬以降においても学力はまだまだ上がるので絶望せず,「さらに頑張るんだ!」という気概を持っていただきたいと思います。
とはいえ,以下の記事に載せた偏差値よりも下で受かった人は見たことがないことは付け加えておきましょう↓
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MARCHの偏差値と合格最低点について
まず最初に,本記事に載せている偏差値ですが,2つの大手予備校が公表しているものを載せています↓
なお,最小単位は学部とし,学科については区別していないため,学部によっては多少バラつきがある点にご注意ください。
あくまで,どのくらいの偏差値の人が受かっているのかを把握するために活用していただけたらと思います。
次に,合格最低点ですが,百分率(%)で表示するようにしました。
とはいえ,実際の問題(過去問)の配点は正確にはわからないので,自分が解いた答案は「正答数÷全問題数×100」 で計算し,合格最低点のデータを目安に,どこでどう正答数を増やしていくのか戦略的に考えることをおすすめします。
ちなみに,最低点はパスナビのものを参考にしていますが,立教大学は合格最低点を開示していないため,成績開示を利用した方からの提供情報を参考程度に載せていることに注意してください。
明治大学の偏差値と合格最低点
それではまず,MARCHのMにあたる明治大学からいきましょう!
明治大学 | 偏差値 | 合格最低点 | ||
---|---|---|---|---|
学部 | 東進 | 河合 | 一般 | 全統一 |
文 | 66-68 | 60.0-62.5 | 65.6% | 76.6% |
法 | 66 | 60.0-62.5 | 69.1% | 79.0% |
経営 | 67 | 62.5-65.0 | 60.6% | 90.3% |
政治経済 | 65-67 | 60.0-65.0 | 71.1% | 81.1% |
商 | 67 | 62.5-65.0 | 72.3% | 81.6% |
国際日本 | 67 | 62.5-65.0 | 73.8% | 83.0% |
情報コミュ二ケーション | 67 | 62.5-65.0 | 65.7% | 80.9% |
理工 | 61-66 | 57.5-62.5 | 60.3% | 71.8% |
総合数理 | 63-66 | 57.5-62.5 | 58.4% | 68.0% |
農 | 64-65 | 57.5-62.5 | 66.7% | 73.3% |
青山学院大学の偏差値と合格最低点
次はMARCHのA,青山学院大学です!
合格最低点は,A方式がある場合,そちらで計算しています。
青山学院大学 | 偏差値 | 合格最低点 | ||
---|---|---|---|---|
学部 | 東進 | 河合 | 一般 | 全統一 |
文 | 64-67 | 57.5-65.0 | 67.5% | 74.6% |
法 | 66 | 60.0-62.5 | 66.9% | 76.0% |
経済 | 66-67 | 62.5-65.0 | 78.6% | 74.6% |
経営 | 66 | 60.0-62.5 | 63.7% | 78.0% |
国際政経 | 68-69 | 62.5-65.0 | 71.7% | 77.1% |
総合文化政策 | 66 | 65.0 | 78.3% | 77.1% |
教育人間科 | 65-66 | 62.5 | 71.8% | 74.9% |
地域社会共生 | 66 | 60.0 | 75.1% | 73.1% |
社会情報 | 67 | 57.5-65.0 | 72.9% | 74.3% |
理工 | 62-66 | 52.5-60.0 | 55.8% | 66.5% |
コミュニティー人間科 | 65 | 57.5 | 67.2% | 72.0% |
立教大学の偏差値と合格最低点
3つ目はMARCHのR,立教大学です。
立教大学は合格最低点を公開していないので,表に載せたデータは得点開示の情報提供があったもので,受かった方の最低点を載せています(第1回,第2回…などと分けてはいません)。
また,できるだけ情報を補うため,不合格者の得点率(不合格Aや不合格B)が載っているところもあることに注意してください。
立教大学 | 偏差値 | 合格最低点 | ||
---|---|---|---|---|
学部 | 東進 | 河合 | 一般 | 全統一 |
文 | 63-66 | 60.0-62.5 | 75.0% | 76.8% |
法 | 66 | 60.0 | 71.2% | 69.2% |
経済 | 66 | 60.0-62.5 | 73.4% | 68.5% |
経営 | 67 | 65.0 | 75.7% | 75.6%で不合格A |
社会 | 65-67 | 60.0-65.0 | 72.0% | 77.4% |
現代心理 | 63-66 | 60.0-65.0 | 71.7% | ー |
異文化コミュニケーション | 69 | 67.5 | 77.0% | ー |
観光 | 64-66 | 60.0 | 72.6% | 73.6% |
コミュニティ福祉 | 63-64 | 57.5 | 65.0% | ー |
理 | 61-63 | 57.5 | 67.0% | 68.6%で不合格A |
なお,「不合格A」とは不合格者の中で最も合格に近かった層のことです。
中央大学の偏差値と合格最低点
続いてMARCHのC,中央大学を見てみましょう!
なお,この大学の採点は「偏差値式」です。
ゆえに最低点の実測値は利用できません。
相対評価ゆえ,難しい時はもちろん,どんなに問題が簡単なときも油断できないので注意です。
中央大学 | 偏差値 | 合格最低点 | ||
---|---|---|---|---|
学部 | 東進 | 河合 | 一般 | 全統一 |
文 | 62 | 57.5-60.0 | 58.8% | 57.6% |
法 | 66-68 | 57.5-62.5 | 53.4% | 59.9% |
経済 | 65 | 57.5-60.0 | 65.4% | 61.6% |
商 | 62-65 | 57.5-60.0 | 59.7% | 59.7% |
総合政策 | 65 | 57.5-60.0 | 65.6% | 69.9% |
理工 | 61-64 | 55.0-60.0 | 60.7% | なし |
国際情報 | 66 | 60.0-62.5 | 76.0% | なし |
国際経営 | 64 | 60.0 | 71.0% | 65.5% |
法政大学の偏差値と合格最低点
最後は,MARCHのHにあたる,法政大学の偏差値と合格最低点になります。
法政大学は合格最低点が独自計算です。
一般はA方式,全統一はT日程で算出しています。
法政大学 | 偏差値 | 合格最低点 | ||
---|---|---|---|---|
学部 | 東進 | 河合 | 一般 | 全統一 |
文 | 63-65 | 57.5-65.0 | 60.2% | 60.0% |
法 | 64-66 | 57.5-62.5 | 64.2% | 63.0% |
経済 | 62-63 | 55.0-60.0 | 60.9% | 61.6% |
経営 | 64 | 57.5-62.5 | 62.9% | 63.3% |
社会 | 61-64 | 57.5-62.5 | 60.0% | 62.2% |
グローバル教養 | 69 | 62.5-65.0 | 74.0% | 73.9% |
現代福祉 | 62 | 55.0-60.0 | 57.3% | 60.6% |
国際文化 | 65 | 60.0-65.0 | 66.6% | 70.6% |
デザイン工 | 60-64 | 55.0-60.0 | 70.5% | 68.1% |
スポーツ健康 | 63 | 55.0-57.5 | 68.6% | 62.9% |
キャリアデザイン | 64 | 60.0-62.5 | 64.6% | 63.5% |
人間環境 | 63 | 57.5-62.5 | 61.5% | 64.5% |
情報科 | 61 | 55.0-60.0 | 71.0% | 68.7% |
生命科 | 61-62 | 52.5-60.0 | 66.5% | 61.8% |
理工 | 58-62 | 52.5-57.5 | 67.1% | 60.2% |
MARCH合格への近道
多くの人が推奨している,どんなに結果が出ている方法であっても,自分に合うかどうかは結局のところわかりません。
色々な方法を人に聞いて回るより,過去問を自分の手で解いて実際の出来を分析することで,今の自分とMARCH合格との距離を知ることができます。
そうすれば,何が今の自分に必要なのか自ずとわかってくるものです(むしろ,わからなければなりません)。
そして,間違った方向に努力してしまえばMARCH合格には至りません。
ですから,勉強を実際に始める前の,つまり「そもそもの計画をする段階」にこそ,最も多くの時間をかけるべきだと思います。
過去問を解いて分析すると,これまでぼんやりとしか見えていなかった相手の姿が明確になってくるでしょう。
それまでの自分だったら「問題がとにかく難しい」とだけ嘆いて終わりにしていたであろう場面であっても,「こことここでなんとかあと5問取るように頑張ってみよう」だとか,「このままだと明らかに合格点に届かなそうだから,得意科目は保留にして苦手分野を今から全力でやろう」などと考えられるようになります。
こういった自分の気づきを大切にして,1歩ずつ前に進んでいってください。
もちろん歩く気持ちにならないときもあるかと思いますが,そこでずっとは立ち止まらず,身体を前に傾けて,不調なりにたえず一歩を出し続けるようにすると,いつの間にか違う景色が見える場所にまで到達していたりするものです。
そもそも,1日で大きく何かが変わることなんて滅多にないわけですから,「昨日の自分より今日の自分が少しでもマシになったな」と思える程度に,小さな一歩であっても1つ1つ自分の励ましに変えながら,MARCH合格という立派なゴールに向かって歩いていきましょう!
なお,今がまだ春や夏の段階で,過去問にこれから挑戦する方は,是非以下の条件で始めることをおすすめします↓
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