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MARCHの基礎知識

MARCH 過去問を分析し,勝利への航路を設定せよ(英語編)

2017年5月21日

アーサー
やったぜ!!!
ゴースト
うれしそうじゃん,何かいいことあったん?
アーサー
国語が5割も取れた!ふっ,我が眼に宿る魔性の獣よ…ついにその目を醒ます時が来たか
ゴースト
選択問題だから,書きゃ当たるっしょ!0点はねぇって(ただの勘じゃねえか…)
あしださん
ただの勘ですね…。でも,最初4択に見えてたものが,実力がつくと3択そして2択にまで絞れてきます。見えないところで実は,勘の的中率も上がっていくというのは事実です
アーサー
えっとつまり,ここはとにかく喜んでいいってことだよね?!ヒャッハー!!
ゴースト
あしださん

さて今回は,きっと散々な結果に終わったであろう『はじめての過去問チャレンジ』を,どういうふうに分析して,スタディサプリを使った勉強に役立てていけるのか考えてみたいと思います。

内容がどうしても長くなってしまうので,まずは英語からやっていきます。

 

 

 

MARCH の英語,過去問分析【読解問題編】

マーチの読解問題が求める単語力と推測力

それでは,実際に受験勉強を始めたばっかりのアーサーの英語事情をみてみましょう↓

これは立教大学の2015年度の過去問ですが,四角で囲った部分が,アーサーが知らなかった単語です。

大体800語くらいの英文のうち,40語くらいがわからなかったようですね。このような,『英文1行あたり知らない単語が大体1つ出てくる』状態の場合,明らかに敵が強すぎます。

1人で勉強するときも,もしその参考書がこのような状態だった場合は明らかにレベルを逸しているので,やさしめな参考書に変えるようにしてください。

とはいえ,実際にこれから,この敵と対峙し倒さなくてはいけないわけです。どのように攻略していけばいいか本気で考えてください。

例えば,自分が学校で使っている単語帳に出ている単語をみんな理解したら,上の単語はいくつわかるようになるでしょう?

合格点を勝ち取れる受験生の目には,上の問題がどのように見えているでしょうか。

それはおそらく次のようなものになるでしょう↓

 

いくつか色を分けましたが,色ごとに説明します。

:大体の単語帳に出ている単語。ほとんどの合格者はその意味を知っています。
:早慶を目指すような受験生であれば,難しめの単語帳(鉄壁とか単語王とか)で出会っているはずの単語です。
:推測してある程度イメージできる単語。これはいわば才能かもしれません。
:こういう部分が難しいと思えると上級者の仲間入りです。

の単語ができると,大体知らなかった単語の半分が消えます。これで800語のうち40個あった未知の単語が20語ほどになります。

次にですが,これは MARCH の合格者が早慶落ちの受験生で占められる理由の1つかもしれません。早慶のような MARCH よりも上のレベルの大学を目指すことで,こういう単語の意味がわかるようになるからです。

の単語の意味がすでにわかる方は,い単語が出てくるような難しい単語帳をやってみてはいかがでしょうか(ただし,の単語ができない人は欲張らず,そういう単語帳に手は出さないことをおすすめします)。

をできるようにするのにかかる時間と,をできるようにするのにかかる時間は圧倒的にの方が長いです。

加えて,が試験に出る確率とが出題される確率ではの完敗です。まずはの単語のような基礎力を養成できるものから勉強し,苦手部分をなくすことを徹底しましょう。

 

さて,問題はです。こういった単語のイメージがわくかどうかが,もしかすると MARCH に合格する者に求められる資質なのかもしれません。

とはいえ,そういった想像力は,しっかり物事を考えられれば自然と身につくものです。

英語ですぐに辞書を引いたり,ヒントを見たりする。そんなズルをする癖,楽をすぐに求めるようなことをしなければいいわけです。

例えば,文の中央あたりに出てくる pretzels という単語をほとんどの受験生は知りません。単語帳にも載っていないからです。

ですが,

I didn't have to beg my mother to cook me something or settle for □ or chips.

という文章を見たときに,「ママに何か作ってとお願いしたり,□ やチップスで我慢する必要はなかった」と読めるわけですから,□は 「chips に似たスナック的な何か」だとイメージできればいいのです。

それよりもこの文は,2つ目の or が □ と chips を結んでいるから,2つは同じようなもの(食べ物)と考えられるわけですし,文章構造としては,1つ目の or が beg と settle をつないでいて,さらに not A or B (AでもBでもない)の構文になっていることを見抜けるかの方が大事です。

さらに言えば,で示している settle という動詞も,単語帳の「決める;住む;落ち着く」という意味通りには使われていません。'settle for ~' の形だと「とりあえず~で手を打つ」の意味になるからです。といったわけで厳密には受験生のほとんどが正確には訳せないところかもしれません。

ちなみに実際のプレッツェルはこんなドイツ生まれのお菓子です↓

このの単語は,なんとなくのイメージができればいいという条件でよしとします。するとこれでもう知らない単語は,800語中10語程度(約1%)になってしまうわけです。

復習する際には,の部分にまで気を配れると,さらに英語の実力は伸びるように思います。文章を解いているときに,こういうところが「難しいな」と感じられたら,かなりの素質があります(英語ができるようになると,こういう部分が気になるものです)。

 

単語力のなさを,質問文を読む際に痛感すると致命的!

さて,アーサーの場合,問題を解くにあたって大きな障害がありましたね。

単語力不足で最も怖いのが,『質問の意味を誤解してしまうこと』です。

「英語がしゃべれるようになるためには,まずは聴けるようにならないといけない」というのも同じ理由ですが,そもそも,何を質問されているのかわからなければ答えようがありません

上のような満載の状態では,何を聞かれているのかも,何を答えていいのかもわからない,非常に苦しい状態です。

ここで,自分の使っている単語帳でこれらの単語を調べてみてください。選択肢に入ってきている単語も,そのほとんどが単語帳に出ている単語ではありませんか。

もしその意味を知っていたらどうでしょう。断然解きやすくなるのでないですか。

アーサーも初回にやったときは 5問しか正解できていませんでしたが,丸付けをさせる前に,辞書で意味など調べさせて直させたところ9問正解できていました。

ちなみに自分も10番を間違えて『ニ』を選んでしまいました。こういう問題は自分はとても苦手なので,二択までは絞れても正解がわかりません。だからセンター試験で200点はほとんど取れません。それでも190点は毎回取れますので,このくらいで良しとしておくのが精神的にやさしいし,自分としては正解だと思っています(笑)

 

「文章は読みやすかった」とか,そういう素朴な気づきや疑問が大事です。しっかり答案に残してくれたのが良かったですね!

「なんでEXCEPTが大文字なんだー!」という質問ですが,英語では,人に注意を喚起するときなどに大文字にします。怒っているときのセリフも大文字で書きますよ!

 

 

MARCH の英語,過去問分析【文法編】

文法問題は諦めも肝心!

さて,最近の私立は文法がますます難しくなっています。さらに読解問題に重きが置かれ,文法問題の配点もそこまで高くないこともあるので,センター試験の発音問題のように,対策は後回しになってしまうのが現状です。

ですが,やはり最低限はできないといけません。

その最低限に至るためには,普段勉強するときの心がけが大事です。

  • 文法の問題集に出てきた問題は,必ず2度目にはできるようにする
  • 文法問題を解くときはどうしてその答えになるのか,根拠をしっかり考える
  • 前置詞や副詞といった品詞の意味について深く考える

これらの習慣を早くから実践することが大切になってきます。

 

そして,もう一つ忘れてはいけない心構えがあります。

文法問題は,読解問題と違って,時間をかければかけるほど点数が上がるものではありません

センター試験で速く解けない人は第1~2問の問題を解くのに時間をかけすぎていることがよくあります。

みんなができる問題と自分がどこかで解いたことのある問題は必ず正解するが…

『知らなければできないので諦める』

この心構えが大事です。

スタディサプリの動画では,文法を「ただ暗記しろ!」などと言いません。しっかりと深く考えるためのきっかけを沢山提供してくれます。

学校でやっている文法問題集に加え,スタディサプリで習ったものだけは完璧にする。

それだけで十分戦えますので,安心して取り組みましょう。

 

文法問題を分析してみえてくる合格最低点とは

それでは実際の過去問をみて,市販の参考書とスタディアプリでどの程度正解できるものか調べていきましょう。

もちろん難しいのは前提ですが,丸の付いている問題はなんとかなる問題です。それに加えて,文法の勉強で身に付けた知識から,明らかにおかしい選択肢を削っていくことにより,上の問題の場合,5問の正解は到達できるラインです。

文法の問題集に何を使っているのかにもよりますが,私の手元にある「ネクストステージ」と「スクランブル英文法」に載っている知識を赤線で入れてみると,上のような結果になります。

これに加えて,スタディサプリでもっと突っ込んだ知識が入ってくるので,さらに選択肢を絞っていけるはずです。

例えば1番ですと,スクランブル英文法の735番に He survived his wife by three years.という英文が載っています。

この by が差を表す by であることや,また 6番では「20代,40代」といった「年代を表す前置詞の in 」をスタディサプリのどこかの授業で聞いたことがあれば正解できるかもしれません。

6番や7番の場合,'from A to B' や 'regard A as B' という大学側の仕掛けた罠も見えますので,簡単ではありませんよ。

なお,3番はネクストステージではすべての選択肢の用法が載っていましたし,5番はやや厳しいですが,'blame A for B'(AをBのせいで非難する)はどこかで見たはずですし,もちろん 'suspect A of B'(AにBの嫌疑をかける) まで知っていたら正解できます。

8番のようなものに関しては,スタディサプリの文法の態の部分の講義ではしっかりと考えさせられるものです(スタディサプリの勉強は,こういう問題よりも,英作文・整序問題のようなときにより効果を発揮します)。

people (人)が主語で,正確には report の第5文型が受け身になっている形。何にせよ,injure は「~(人)をケガさせる」なのですから,人が主語の場合,答えは過去分詞形の「二」になるはずだと考えられるわけです。

 

 

選択肢を一つでも絞れるよう,少なくても確実な知識を忘れないよう,何度もやった問題を復習しては,新しく出てきた問題を大切に深く理解してみてください。

 

 

MARCH の英語の過去問を分析したら

以上,英語の過去問の分析の参考にしていただけたら幸いです。

最後の文法問題のところで言い忘れましたが,文法問題は,英作文や正誤問題,果てには選択問題の他に記述問題もあるわけです。

文法編で解説したような一問一答形式に比べて,どんどん難しくなりますから,読解問題で最大まで得点できる見込み点を計算し,その残りを文法問題で埋めるという原則で,自分なりの得点パターンを考えてほしいと思います。

アーサー
8問あった文法問題のところ,天地がひっくり返っても,あんなふうに考えられそうにないんだけど…
あしださん
4択の選択問題であれば,適当に選んでも確率的に大体2問は正解できます。一つでも確実な知識を増やすことが大事です
ゴースト
でもよー,教える側ってさ,管理人含めて初めから答え知ってんじゃね?例えば文法の4番の解説見たら,『'threaten A with B' は「AをBで脅す」』としか書いてないけどよ,直訳したら「野生の動物を絶滅で脅す」じゃん?まじ意味わかんねーし
アーサー
確かにそうだ!最初の読解の文章だと,9番!mundane なんて,誰も知らない単語のはずなのに,解説には『 mundane「日常的な」』としか書いてない!
あしださん
どちらもまるで,意味を受験生が知ってて当然のような書き方ですね。解説は受験生の思考を表したものではないことは知っておかないといけません。4番は,Some species of animals are threatened with extinction.(ある種の動物は絶滅の危機に瀕している)で覚えるべきですし,9番は誰しもが推測で解く問題です
ゴースト
大人の事情ってやつだな!
あしださん
実は私も4択問題の確率の説明で嘘をつきました。実際に勘で2問以上正解できる人の割合は,1-{(3/4)8+8C1(1/4)(3/4)7}=0.633,つまり63.3%です
BOOOOOOOOOO!!
アーサー
BOO:)
ゴースト

実際のスタディサプリを用いた勉強方法については,別記事を参考にしてください。

次回は英語以外の科目の過去問分析を同じようにしていきたいなと思います。

 

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