




スタディサプリで追加料金が必要なサービス
スタディサプリの高校・大学受験講座で追加料金が発生するのは,以下の4つのサービスのいずれかを利用したときです↓
- テキストを購入する
- 特別講習を受講する
- 合格特訓コースを利用する
- 日常英会話コースを利用する
もちろん,どれも必須ではありませんので,必ずしも利用しなければならないものではありません。
ですが,こういったサービスを受けることで,より簡単に目的が達成できるようになることも十分に考えられるので,すぐには使わなくとも頭の片隅には留めておくようにしましょう。
詳細については次章からみていくこととし,ここでは,料金や魅力について簡単にまとめてみることにします↓
追加料金
- 1,320円/冊(送料込み)
- 26,180~47,960円/期(期によって上下します)
- 10,780円/月(差額でみると8,602円プラス)
- 2,178円/月(新日常英会話コースの場合)
aのテキストですが,前編と後編の2冊が存在する講座も多いため,その場合の追加料金は2,640円です。
さすがに,数百ページにもわたってテキストを印刷するのは大変ですので,その手間が省けると考えれば割に合いますし,1冊やり遂げた際のやる気アップも期待できます。
次にbの特別講習ですが,通常講座と異なり,最新の入試傾向についての情報が得られることが大きな魅力です。
チャット機能が実装されている場合は,同じ受験生の様子をうかがい知ることができますし,普通にその辺の予備校で講習を受けるよりかは安く済みます。
cに挙げた合格特訓コースでは担当コーチに付いてもらい,学習スケジュールを管理してもらえることと,いざというときに質問できる点が強みです。
最後はスタディサプリENGLISHに属するサービスになりますが,令和時代はリスニングやスピーキングのような技能も重要視されるということで,共通テストでリスニングの配点が高まった昨今では,数分であっても,毎日聴いて話すトレーニングを行う際に利用できます。
ENGLISHには全部で3つの有料コース(新日常英会話・TOEIC対策・ビジネス英語コース)がありますが,大学受験で特に役立つのは,それらサービスの無料特典として付いてくる「日常英会話コース」です。
それでは早速,追加料金が必要なこれらサービスについて,詳しくみていくことにしましょう。
テキスト冊子の購入について
スタディサプリで勉強する際,テキストをPDF形式でダウンロードすることができます。
それを画面上で眺めるだけでもよいのですが,最低でも紙に印刷するようにすると書き込みができて便利です。
ただし,そのためにはプリンターと印刷用紙が必要で,講座によってはかなりの枚数を印刷しなければならなくなります。
例えば「高3スタンダードレベル英語<文法編>」を例に取ると,テキストは全部で400ページ近くに及ぶわけです。
印刷の設定を「複数ページ・両面印刷(エコノミー設定)」にしても,実に100枚もの用紙が必要になります。
なお,私の印刷環境で考えると,用紙代が1枚約1.3円(Amazonで500枚650円程度で販売中),トナー代は 1枚あたり2.5円(2,600枚印刷可能で6,500円程度)ですから,先のエコノミー設定で印刷しても380円くらいになるでしょう。
テキスト代は先述の通り1冊あたり1,320円かかり,ページが大量にあるテキストは前編と後編の2冊が必要になる場合がほとんどなので,その場合,自前で印刷した場合よりも2,260円ほど余計にかかってしまう計算です。
テキストを注文した場合,紙質や印字のきれいさはもちろん,さらに印刷自体の手間が省けますし,テキストを見返すことで達成感も感じられるので,それらのメリットとこの2,260円をどう考えるかでしょう。
なお,テキストの必要性についての議論は,以下の記事でまとめています↓
-
-
スタディサプリでMARCH合格を目指す際,テキストは必要?
スタディサプリは安さが魅力のオンライン教育サービスですが,もちろんその動画内容は未来のMARCH生の使用にも十分耐えうるものとなっています。 ですが,スタディサプリは簡単に利用できるサービスである反面 ...
続きを見る
スタディサプリの特別講習について
スタディサプリの動画というのは,すでに録画し終わったもの(アーカイブ動画)を配信しているため,数年ごとに内容が変わる入試の最新傾向についてカバーしきれていないことがあるわけで,その際に利用したいサービスが特別講習です↓
公式サイト
内容に関しては,予備校で行っている講習のオンライン版だと考えて問題ありません。
通常の講座(ベーシックコース)とは完全に別物で,時期ごとに授業目的が異なります↓
- 夏期(6月~):基礎固め
- 秋期(10月~):実践力の強化
- 冬期(12月~):過去問対策
とはいえ,場合によっては講師から「アーカイブ動画(通年講座)を観るように」といった指示が飛んでくることがあるため,多少は連携している部分もありますし,もちろん担当講師は通年講座でおなじみの講師陣です。
追加利用のための料金としては,2021年度の例で26,180円~47,960円でした。
時期によっては早割や年間パックが利用できることもあるので,詳細は先の公式サイトで確認するようにしてください。
ベーシックコースと比べて割高に映ってしまいますが,実際に予備校で講習を取るとなればそれ以上にかかることの方が多く,見放題で申し込む受験生が基本的にはほとんどであるため,多くの科目を学ぶ予定がある人ほどお得に受講できると思います。
特に,共通テスト対策講座や大学別対策講座は利用する人も多いでしょう。
内容についての詳細な記事は,以下でご覧ください↓
-
-
スタディサプリ特別講習のスケジュールと料金まとめ
スタディサプリの特別講習ですが,時期によって 基礎力(実力)を養成するもの 応用力や得点力を磨くもの 志望大学の入試問題の傾向を知るもの といった具合にその目的は様々です。 本記事では,特別講習の年間 ...
続きを見る
合格特訓コースについて
スタディサプリの大学受験講座では,ベーシックコース以外に合格特訓コースが選択可能です↓
公式サイト
こちらのコースに申し込むことで,ベーシックコースには存在しない「担当コーチによる学習アドバイス・学習プランの作成・教科に関する質問」などがサービス内容に追加されます。
大学受験における1年間というのは,極めて短い期間です。
この点は高校受験とは全く異なる点であり,現時点で合格圏にない生徒が上位との差を埋めるためには,勉強量を増やすだけでは不十分で,勉強の質そのものを大きく変えなければなりません。
というのも,どの受験生も結局同じくらいは勉強するからです。
そこで,スタディサプリの学習コンテンツを使う場合に,その時期に適した使い方について指示してもらい,勉強習慣が身についているかのチェックや問題集のおすすめを教えてもらうことが重要になってきます。
もちろん,難関大に合格したコーチであってもあくまで学生ですので,そこまで過度な期待を寄せることは禁物ですが,かといって,合格特訓コースだけでMARCHに合格した先輩がいる事実は励みになるでしょう。
利用料金は月額10,780円になりますが,現在月額でベーシックコースを使っている方であれば,8,602円の追加料金を支払えば利用できる計算になります。
より詳しいサービス内容については,以下の記事にてご確認ください↓
-
-
スタディサプリの合格特訓コースを利用するメリット
今回ですが,スタディサプリ大学受験講座の「合格特訓コース」を利用するメリットについて,サービス内容と料金の2つの面から考えてみたいと思います。 通常のベーシックコースと比べて,どのような独自サービスが ...
続きを見る
スタディサプリENGLISHについて
高大接続改革により,英語4技能がより重視されるようになりました。
特にこれまで対策が疎かになりがちだったスピーキングやリスニングは無視できないものとなり,入試での出題が増えたり,配点の比重が高まるなど,実際に大きな影響力を及ぼしています。
ゆえに,そのために対策する時間を面倒だと考えるのではなく,周りの受験生と差をつけるチャンスだと捉え,普段から聴くと話すの練習を追加してみるのはいかがでしょうか。
たとえ毎日数分のトレーニングであっても,長く続ければ大きな差となって表れてきます。
ただし,スタディサプリの大学受験講座ではあまりそういった練習ができません。
そこで,スタディサプリENGLISHの使用をおすすめします。
中でも,有料コースの無料特典となっている「日常英会話コース」は英検対策にもピッタリで,会話における場面設定も,高校生によくある校内でのシチュエーションだったりするので,身近に感じてやる気も高まるはずです。
なお,実際に利用するとなると,最も安い「新日常英会話コース」に申し込むのが現実的で,料金は月額2,178円となります。
初回の7日間は無料で体験できるので,日々の学習に無理なく導入できないかどうかを,一度是非検討してみてください↓
公式サイト
まとめ



スタディサプリ高校・大学受験講座において,追加料金を支払って利用できるサービスを最後にまとめると,以下のようになります↓
- 追加候補は「テキスト・特別講習・合格特訓コース・スタディサプリENGLISH」
- テキストは1冊1,320円で,2,260円とやる気アップが天秤にかけられる
- 特別講習は1期26,180円~47,960円で,最新の入試情報と受験生の様子がわかる
- 8602円の追加で,担当コーチを付けて勉強の質を上げ,逆転が可能に
- 英語の「聞く・話す」は日常英会話コースで対策可能。月額は最安で2,178円
ただし,これらすべてはあくまでベーシックコースの勉強がしっかりできていることが前提です(できない場合に合格特訓コースを利用することもあるにはありますが)。
そこで,より合格に近づくために,余裕が出てきた段階で,是非検討し直してみてください。
このようなオンライン教育を利用する際は,他人がどうだったのかよりも自分がどう感じたかが特に重要な指針となります。
時間にまだ余裕があるときに,興味があるものは色々と試してみるようにしてください!