この2ヶ月間,私なりに戦略を考え,簿記2級試験の合格に向けて勉強してきました↓↓
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簿記2級の勉強計画の立て方!2ヶ月計画
簿記検定を受験するにあたって,仕訳をなんとなく解いていたり,「どうしてそういった仕訳をすることになるのか」といった理屈抜きで丸暗記しているようでは,短期間で3級に受かったり,ましては「まったく受かる気 ...
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そして実際に試験を受け,合否が発表になって初めてわかった,真の意味での「簿記2級攻略法」というものがあります。
これから簿記2級に挑戦しようとしている方は,是非とも参考にしていただけたら幸いです。
日商簿記2級の受験結果
私は理系出身で,これまでに経営に関する知識を授業などで特に学んだこともなかったので,いわゆる簿記初心者に該当します。
しかし,個人事業主となってすでに数年が経ち,帳簿も自分でつけるようになり,簿記3級試験に合格したのを皮切りに,2級もこの際だからとついでに学んでみることにしたわけです↓↓
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日商簿記3級の合格発表!確認の方法についてまとめました!
ついに日商簿記3級の結果発表の日がやってきました。 試験当日の様子については以前の記事で書きましたが,当日に自己採点したところ,仕訳の切り方を間違えていましたし,合計した数値が一致するはずべきところが ...
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そして上記の「2週間勉強法」のもと,オンラインサービスとしては3級の時と同じようにアカウンタンツライブラリーをメインに,スタディサプリも併用しながらやってきました。
学習方針に関しては,先の記事で書いた内容で間違いはありません。
違うところがあるとしたら,私の環境ではテキストの印刷や問題集を行うのが手間だったので,オンラインサービスは主に講義動画と授業中の演習のみを用いることにし,日商簿記2級のテキストは別に購入するといった変更を加えたくらいでしょうか。
この2ヶ月での勉強時間を計算すると,約100時間を簿記2級の勉強に捧げたことになります。
しかしその結果は,本記事のタイトルからもおわかりのように,悪夢でしかありませんでした↓↓
偉そうに語っておきながら,結果は,管理人としてあってはならない「不合格」でした。
大変申し訳ありません。
簿記2級は70点で合格です。
つまり,あと仕訳が1問(配点は4点)正解できていれば受かっていたわけで,ある意味惜しかったといえばそうなのですが,合格か否かを決める試験でのそれは,何の慰めにもなりません。
受かると落ちるでは雲泥の差です。
「簿記2級に関する記事は全削除します。」などと言ってけじめをつけることも考えましたが,周りにいた現役のMARCH生に尋ねてみても,その多くが不合格の憂き目にあっていたわけで,これはなかなか異常事態なのではないかと,もう少し調べてみることにしました。
というのも,彼らは大学で「簿記2級講座」なるものを受講しており,大学の授業料とは別に6万円以上の受講料(3級と合わせて)を払っていて,毎週のように数時間の講義を受けてきたからです。
こういった講座を担当するのは有名資格学校の講師陣。
ある意味,合格が約束された彼らが落ちているわけですから,これは大変なことです。
ちなみにそういう資格学校の講座価値は「短期間で結果にコミット」できることが強みであり,確実に合格者を出せなければ簿記講座や学校そのものが無くなったりするので,教える側も必死で授業を行います。
私の方も日商簿記2級のここ最近の合格率のデータにようやくたどり着いて,その試験の恐ろしさを知りました(HPでは見える位置にデータが出ていなかったのも盲点でした)。
直近のデータはこちらになります↓↓
参考
受けた年によって,だいぶ合格率にばらつきがありませんか。
画像に出ている範囲だけでも合格率は12.7%~47.5%。
つまり8人に1人くらいしか受からない悪夢のような回もあれば,2人にほぼ1人が受かってしまう天国のような回もあるわけです。
私の受験した第150回は14.7%でしたので,合格率が低い回に当たってしまったことになります。
ちなみに私の会場においての合格率は11.7%で,3級は45.0%でした。
試験を受けた当日のことを思い返してみると,私の教室にいたのはほとんどが20代以上で40代の人も数多くいましたが,そんな社会人が100人以上ひしめいた教室で12人程度しか受かっていないというのは大変な驚きでした(みんなわざわざこの試験のために労力を割いて来ていたのにむごい)。
このような具合ですので,試験内容が難しい回であれば,どんな努力であってもそれを無に帰すほどの破壊力を孕んでいるのが簿記2級試験だと呼べるのかもしれません。
ですが,回によっては「簿記2級に受かる気がしないなどと言っている人の気持ちがわからない」という感想を抱く人もいるでしょうから,合格体験記であっても,いつ受かったかを含めずには判断材料として使えないなと思ったわけです。
このような事実を目の当たりにし,私なりの簿記2級攻略法がここに決まりました。
簿記2級攻略法
もはやこれだけ難易度に差が生まれてしまうようでは,確実かつ安定した攻略法など考えられません。
つまり,簿記2級の合格戦略としては,以下の2つを軸にした勉強法を展開すべきでしょう↓↓
- ギリギリで受かるだけの実力をつける
- 何度も簿記試験を受ける
ある程度の学力をつけたら,後は自分と相性が良い試験回,または合格率の高い試験回に巡り合うまで受け続けるというのが,私が実際に簿記2級を受けてわかった真の攻略法です。
皆さまは,これからもし「簿記は時間を長くかけたら受かりやすい」という言葉を耳にしても,「それは決して知識が増えるからというわけではなく,簡単な試験回に巡り合える可能性が高まるからだね」と考えられるようにして下さい。
もっとも,より合格率を高めるために取れる手段も他にあります。
本章では私の思う合格戦略について,もう少し詳しくまとめてみましょう。
最低限の知識を付ける
第150回の検定試験では,テキストに載ってなかった(習ったことがない)範囲が普通に出ました。
もちろん学んだ講義動画の内容や参考書は最新のものに対応していたにもかかわらずです。
しかし,それは日商簿記のHPでも書かれていました↓↓
といったわけで,試験で目にするあらゆる事柄を事前に知っておくことは不可能なので,丸暗記をしようと思っている方はその考えを改めましょう。
逆に考えれば,最低限の知識を確実に押さえてしまえば,みんなそれで試験に挑むのだということです。
ここでいう「最低限」の知識とは,講義動画(または参考書)+予想問題集で十分に学ぶことが可能となります。
ただし,別の先生に学んだ方がわかりやすかったとか,思わぬ雑談からの出題があることも十分に考えられるので,複数の教材で学ぶ方が合格率は高まるのは明らかです。
もし,2級の勉強をやり直すようなことがあれば,別の教材をメインに,これまで使った教材も参考にしながら学んでいくのがよいでしょう。
なお,講義動画がある以下のような教材の方が,活字だけの市販本より私は学びやすいと感じています↓↓
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スタディサプリで簿記対策!3級~2級を速習可能
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スタディングで簿記!3級から1級までオリエンテーションで勉強法を学ぼう
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なお,最強の勉強法は簿記1級の試験勉強をすることで,ここで学んだ知識が,より簡単なものに形を変えて簿記2級で出題されることはあるはずです。
現に簿記1級を目指して2級と並行して学習している方の合格率は高めなので,すぐにでも2級合格を果たしたい方はご一考を。
何度も試験を受ける
簿記攻略の2つ目の柱となるのが何度も簿記試験を受けることです。
このメリットは,簡単な試験回に出会える可能性が高まることに加えて,より簿記2級に対する理解が深まることが挙げられます。
前者については,問題自体の難易度が大幅に下がったり,自分が理解した内容と相性が良かったり,さらには環境条件(会場の着席場所や気温,当日の体調など)が良好であることなどが含まれるでしょうか。
ちなみに私が受験した試験会場は異様に熱く,座る位置も大教室の先頭で試験官が目に入ってくる状況で,気が散りやすくやりにくかったです。
また理解が深まる点に関しては,中学高校での定期テスト前みたいなものを想像してみてください。
世の中高生はその時期になると必死に勉強してなんとか間に合わせるようにしますよね。
逆に試験前の頑張りがなかったら,まったく点数は取れないといっても過言ではありません。
試験前の短期間で一気に学力は上がるのです。
ゆえにそういった短期集中を試験の度に繰り返していれば,試験日を先にしてダラダラ勉強するより全然良い結果をもたらすことは想像するにたやすいでしょう。
簿記2級攻略にかかる費用
先ほど紹介したような講義動画は,高いかと思われるかもしれませんが,最近のオンラインサービスは競合他社も増えた関係で思った以上に安く提供されています。
例えばスタディングのサービスは買い切りで19,778円ですし,スタディサプリも月額2,178円でしかも他の教科も見放題になるわけです。
期間としては2ヶ月もあれば全部観終わることができるので,後者であれば「2,178円×2ヶ月=4,356円」で利用できます。
テキストや予想問題は是非とも印刷しましょう!
いつでも読める状態で持っておくことは,あとで振り返るときに役立ちます。
特に簿記試験が1度の受験で終わらない可能性を考慮すると,学んだものを何らかの形で残しておくことは戦略上必須です。
予想問題は書き込める解答欄がないと話になりません(見直しの効率も下がりますし,答えを書き込む練習もできないので)。
もっとも,私は環境的に講義動画を印刷するのが手間だったので,市販のテキストを別に買っています(予想問題については印刷しました)。
最新の試験に対応したテキストであれば何でも構いません。
とはいえ,中を実際に確認し,「これなら勉強できそうだ」と感じたものを選ぶようにしましょう。
私の購入した「スッキリわかる日商簿記2級」は工業簿記と商業簿記の2冊で3千円ちょっとでした↓↓
さらに,検定試験の受験料が必要で,そちらが5千円弱となります。
試験は簡単な回に出会うまで何度か受けることになるので,受験料や追加した教材費はその都度かかることになりますが,少なくとも1回あたりの費用は以下のようにまとめられるでしょう↓↓
- 講義動画(例題と予想問題含む):4千円~2万円程度
- 参考書(印刷せずに市販品を購入):3千円程度
- 検定料:5千円程度
数千円~数万円使って基礎知識を入手したら,あとは1回5千円でひたすら試験ガチャを回す。
これが私の今回の敗因から導きされた真の意味での簿記攻略法です。
まとめ
以上,日商簿記2級検定試験を実際に受けて導き出した,私なりの攻略法でした。
この戦略を採用すれば,合格まで仮に1年かけて3回目の試験で受かったとしても,費用は最低2万円程度で済みます。
もしもですが,1回の試験で高確率で合格できないようであればわざわざ高い料金を払って予備校に通う意味はありません。
圧倒的に数撃つ方が有利だと思いますので,特に大学生の方は,入学後の甘い罠に引っかからないようにして下さいね!
奨学金や資格講座を,しっかり理解することのないまま,ただなんとなく取ってしまうようでは,これから皆さんが羽ばたいていく社会の搾取の構図に一生抗うことのできない身体になってしまいます。
もちろん自分への投資は後で大きく返ってきますし,私も奨学金は利用しましたが,そのメリットとデメリットを理解したうえで,自分の意思で選択したという意識を持ってほしいという意味です。
資格はいろいろな可能性を広げてくれます。
日商簿記2級をなんとか取得し,夢に向かって前進してください!
最後までお読みいただきありがとうございました。