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初めて大学の過去問を解くときのコツ

あーさー:
あーさー:
MARCHの過去問をいきなり解くだなんて,受験勉強を始めたばっかりなんだからできるわけないよ
あしだ:
あしだ:
でも2月にはそれを解かないといけないわけです
あーさー:
あーさー:
夏に頑張って頭良くなるからさ,それまで待てない?
あしだ:
あしだ:
闇雲に勉強してもうまくいきません。むしろ今のうちから弱点を把握しておくべきです
あーさー:
あーさー:
やってみるしかないのか

今回ですが,初めて大学の過去問を解く際のコツについて書いてみたいと思います。

ただ解いても,ほとんどバツが付くだけで,さらには解答を見ても説明が理解できなかったりするものです。

そこで,初回は過去問の解き方にやや工夫を入れて解きましょう。

それではみなさん,MARCH過去問の準備はいいですか?

ダウンロードがまだな人は,前回の記事を参考にしてください↓↓

大学の過去問を初めて解くときのコツ

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大学の過去問を最初に解く際,いくつかのコツがあります。

それを一言で言えば,「何事も無制限にする」となるでしょうか。

過去問というのはあくまで予行演習であって,本番の入学試験ではありません。

特に初回は,模試として使うというよりも,現時点での自分の知識量をチェックするために使いましょう

全受験生が過去問を解きたがらない理由の1つに「時間を測らなければいけないから」というものがありますが,初回はそれこそ好きなだけ時間をかけて構いません。

さらには,「時間をかけても全然太刀打ちできない!」と嘆く受験生も出てくるでしょう。

その場合は,もう1つの制限も解除してしまってください。

つまりは「参考書や辞書の使用も無制限に許可する」ということです。

これでもう怖いものはないでしょう。

納得がいくまで,そして全力でやってみてください!

何とか解き終えたら,疲れ切っているところ恐縮ですが,「鉄は熱いうちに打て」ということですぐに丸付けをしてみましょう。

このとき,解説は読まないで○×だけを付けるようにするのがコツです。

そうすることで,再度同じ過去問を後で解き直した際も,1度目に解いた影響を極力抑えることができます。

例えば解答が「アイオイア」だとしても,解説を読まなければ記憶には残らないでしょう。

MARCHの過去問は数が少ないため,過去問を解こうにも過去3年分くらいしか手に入らなかったりするものです。

そのため,1年分とはいえ,過去問は大切に使いましょう。

初回は何割くらい取れたかだけでいいので,ここで主要科目を解いては採点してみてください。

 

早期に過去問を解くメリット

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さて,時間も無制限で参考書の使用も無制限という2つの自由の中で作り上げた答案で何が分かるかというと,それは現時点での実力の限界です。

思った以上に結果が良かった方は,「こんなに負荷を低くして解いたのだからできて当然だ」と思うかもしれませんが,辞書や参考書を自由に使うことを許され,時間が無制限に与えられたとしてもできないものはできません。

例えば慶應大学の文学部の英語は,本番で辞書の持ち込みがOKで,時間にも比較的余裕がありますが,高得点を取れる受験生はそうそういないでしょう。

辞書でカバーできるのは語彙力くらいなものですから,文法力や要約の力までは補うことができないわけです。

今回の大学過去問の初回チャレンジですが,実際全く点数が取れなかったという人がほとんどでしょう。

得点率としては本番までに6~7割取れるようになりたいものですが,春の段階での出来が2割でもMARCHに合格できている先輩がいるという事実は,落ち込んでいる方の気持ちを少しは回復してくれるように思います。

そしてもう1つ大切なことがありますが,過去問をやる前とやった後で何か気づいたことはありませんでしたか。

例えば英語の過去問を解いた際,辞書を使って解ける問題が多いことに気づいた方であれば,「語彙力さえ上げれば合格点が取れる」と分析できたことになるでしょう。

さらに市販されている単語帳を使って出てきた単語の意味を調べてみてください。

もし,調べた単語の多くが参考書に載っていないようであれば,ほとんどの受験生は本番でその単語の意味を推測していることになります。

この場合,単語帳の勉強ではなく,文脈から意味を推測する力を身に付ける訓練が必要です。

同じように今度は,文法問題で出てきた項目を参考書で調べてみましょう。

もし多くの問題の類題が問題集に載っているようであれば,その参考書を何度も繰り返して本番に臨めば今回の出来と同じだけの点数が取れる算段がつきますし,万一「全く受かる気がしない」ということが分かれば,「その大学に合格するために,尋常じゃないくらい頑張る覚悟が自分にあるのか」と問うこともできるでしょう。

いずれにせよ,こういった感想はすべて自分だけの気づきなわけです。

つまり,どんな塾でも習うことのできない,貴重な体験ができたことになります。

受験勉強をする上では,こういった気付きを是非とも大切にするようにしてください。

学校や塾では信頼のおける先生から「受験生はこうすべきだ」という説明を聞くこともあるでしょう。

ですが,受験生の悩み相談に対するどんな親身な回答であろうと,所詮は他人の意見でしかありません。

否定する気はさらさらありませんが,他人が自分のことを完璧に把握できている確率は低いものです。

一番自分の近くにいる家族であろうと,何を考えているかわからないことって結構ありますよね。

だからこそ,「質問が全部英語で書かれていて驚いた」とか「『誤っているものを選べ』という指示を見落とすおっちょこちょいな自分に気がついた」などの些細な感想であっても,自分が気づいたことはしっかりと書き残しておきましょう。

そしてその気づきを基準にして,MARCH合格に必要なレベルと現時点での実力の差を知ることこそが,過去問を初めて解くことのメリットなのです。

 

まとめ

あーさー:
あーさー:
できなくたっていいんだ!
ごーすと:
ごーすと:
おまえ,古典ほぼ0点じゃん!確率にさえ負けてね?
あしだ:
あしだ:
「無知の知」という言葉もあります。自分ができないことがわかっただけでも大きな進歩です。さらに言えば,中途半端に知識がない人の方が,新しい知識をスムーズにインプットできます
ごーすと:
ごーすと:
変に知ったかぶりするやつの方が,たちが悪いってことかな
あーさー:
あーさー:
よっしゃー,まずは苦手な古典から頑張るぞ!

お笑いの世界では「外で裸になったりする」といった極めて特殊な行動をあえて取ることで,一皮むけさせるそうです。

そういった意味で,「いきなり過去問を解く」というのは,受験勉強の世界で一線を越えるための通過儀礼のようなものだと私は考えています。

己を知ったら,謙虚な気持ちで勉強していきましょう!

取り組むべき分野もわかりやすくなり,過去問を解く前よりも具体的な対策ができるようになったことと思います。

詳しい結果の分析方法については,以下で紹介した記事を参照してください↓↓

最後までお読みいただきありがとうございました。

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